2024/04/10
ネットワーク構成図は、どんな人とも現在のインターネット構成を分かりやすく共有できる図です。
書きかたが分かると、より具体的に構成を理解してもらいやすくなります。
以下ではネットワーク構成図とは、その書きかた、そして実際に書ける4つの構成図を取りあげています。
ぜひネットワーク構成図作成ツールで自分の、もしくは自社の図を作ってみてください。
ネットワーク構成図とは
ネットワーク構成図とは、インターネット接続がどのように繋がっているかを図式化したものです。
構成図には主に2種類の構成があります。ひとつが物理ネットワークで、実際に触れるルーターやラックなどを指します。
もうひとつが論理ネットワークで、触れられないIPアドレスやルーターなどが対象です。
どちらの情報をどれだけ含めるかは、用途によって変わります。
例えば、会社が全部で5階まであるとし、サーバーがどこにあるのかを書きたい場合、物理構成図が合っています。
ネットワーク構成図の書きかた
実際に書く前に、書きたいことを洗いざらいにしましょう。それから実際に書いていったほうが、やり直しを減らせます。
ネットワーク構成図の書きかた:
1. 図を作る目的をはっきりさせる
2. 利用しているネットワーク環境を把握
3. ネットワーク構成図ツールで実際に書いていく
1.に関しては、目的によってどこまで詳しく書く必要があるのかが変わってきます。
例えばトラブルが起きたときに、すぐ対処するために作成したいのであれば、各サーバーやネットワークの名前はないほうがすぐに把握できます。
そして2.で、事前に書く必要のあるサーバーやネットワークを把握することで、スムーズに書けます。
3.では、実際にあるネットワーク構成図から、自分の必要としている図に最も違いものを選び、似たように書けば完成です。
ネットワーク構成図の種類
以下では最も使用されている図の種類を4つピックアップしました。
ネットワーク構成図:
- スター型トポロジー
- ツリー型トポロジー
- バス型トポロジー
- リング型トポロジー
構成図を実際に書くとき、自分の形態がどれに当てはまるのか、今後繋げていく場合は、どのように繋げたいのかを考えながら書いてください。
スター型トポロジー
スター型トポロジーは、ハブからパソコンやサーバーなどに直接繋がっているときに使える方法です。
ハブを中心に置き、四方八方、自由に配線できます。
一例:
ツリー型トポロジー
ツリー型トポロジーはスター型トポロジーに似ています。ただしスター型はひとつの装置から構成されているのに対し、ツリー型は枝分かれしているのが特徴です。
一例:
バス型トポロジー
バス型トポロジーはバスのように一直線ですべてが繋がっています。ローコストですが、ひとつの配線が壊れるとすべて通信できなくなります。そのため、使われることが減っています。
一例:
リング型トポロジー
リンク型トポロジーもバス型と同様で一直線に繋がっています。伝送路を二重にすることが多いため、一方向の配線が不良になっても使いつづけることが可能です。
ただし二重にする手間があるため、こちらも使われることが減っていま
ネットワーク構成図を書いてみよう
ネットワーク構成図は他チームやメンバーと自分が見えているものを共有するうえで役に立つ図です。
ツールで簡単に作って、共有できます。
ぜひ自分にあったトポロジーを選び、作成してみてください。