Apple Watchの発売とともに、今まで以上にウェアラブルを利用した健康志向が進みそうだが、医者と患者の情報共有の手段として、スマートフォン上のヘルスアプリケーションの活用が進んでいる。
そもそも、スマートフォンでヘルスアプリケーションを利用している理由として、アメリカでは次のような理由が上位にあげられている。
– エクササイズや日々のアクティビティを記録するため
– エクササイズするためのモチベーションとして
– 食事や摂取カロリーを記録するため
– 体重の減少状態を見るため
– 現在の健康状態を見るため
(Research Now “mHealth Apps: Supporting a Healthier Future”より)
また、このResearch Nowというリサーチ会社が2015年1月に行った調査から、アメリカ成人におけるモバイルヘルスアプリケーション利用者の56.6%はこれら健康に関する情報を医者と共有しているとのことである。
さらに、他の医療従事者にも提供している人も多いらしい。
医者の観点で見ても、これらヘルスアプリケーションは、ダイエット、健康状態、ストレス、睡眠、薬の摂取状況など患者情報に満ちており、とても有用である。
同時期の別の調査でも、米国のインターネットユーザーの間で健康管理のために多くのアプリケーションを使用することに高い関心があることがわかっている。
医者とのコミュニケーションに使用したり、将来の医者訪問のために自分の健康状態についての質問を用意したり、モバイルヘルスアプリケーションは医者と患者をつなぐための重要な位置付けとなっている。
事実、必要に応じて医者が自分の健康状態を24時間365日監視してもいいと考えている人も少なくはない。
今後はモバイルヘルスアプリケーションのみならず、さまざまなウェアラブルの情報も利用されていくだろう。
ウェアラブルを利用している人への着用状況に関する質問では、次グラフにあるとおり3分の1は常時着用しており、昼間着用している人を合わせると6割近くとなっている。
(Research Now “mHealth Apps: Supporting a Healthier Future”より、調査総数 537)
みなさんは、どのようなモバイルヘルスアプリケーションやウェアラブルを利用されていますか。
次の機会で、少々変わったウェアラブルなどをご紹介したいと思います。