イノベーションはITに限ったことではない。
最近、発表されたあるプロダクトは実に75年ぶりのイノベーションと呼ばれている。
そのプロダクトとは、真空密封された入れ物の蓋である。
ジャムやパスタソースなどの瓶は鮮度を保つために蓋が密封されており、
まわして開けるのに苦労される方も多いと思う。
ある統計値によると、消費者の約3分の1がこの手の蓋を開けるのに苦労しているようである。
どうしても開けることができない時は、握力の強い人に頼んだり、蓋のまわりに輪ゴムをまいて開けたりしていると思う。
この蓋は中央が窪んでおり、開けたときにこのくぼみが元に戻る音を聞いてほっとする。
今回、75年ぶりのイノベーションと呼ばれる蓋は”EEASY Lid”と呼ばれ、その名前のとおり、今までの中央のくぼみのところにある小さな突起を押すことにより、真空密閉された蓋を今までより最大40パーセントほど容易に開けることができるとのことである。
開封後、蓋の内側からボタンを押してから蓋をすることで、食品を新鮮に保ち、こぼれを防ぐ。
EEASY Lidは、現在世界中で製造される飲料缶の75パーセントで使用され
ている”CDL End”と呼ばれる蓋の開発会社社長が発案し、Consumer Convenience
Technologiesという会社と実に8年の開発期間を経て実現させたものらしい。
EEASY Lidは12月から生産が開始され、来年1月から実用が開始されるとのことである。正直、待ち遠しい。
YouTubeでも紹介されているので、興味のある方はこちらから見てください。
– https://youtu.be/8w-M6CsJuyU