今日の昼、専門学校時代からの10年来の友人から一通のメールが届きました。
タイトルは、 『緊急入院』・・・えっ!いったい誰がっ!?
普段、めったに冗談をいわない彼女。悪ふざけじゃない!
あわてて内容を見ると
共通の友人が「脳梗塞」で緊急入院した。 とありました・・・
入院した友人は、同じく専門学校時代からの親友です。
同じ歳の彼女は、私と違って、もともと体が弱く、病気がち。
体調をくずすことが多かったのですが、
今回のような入院は、長い付き合いの中でもこれがはじめてです。
いても立ってもいられず、会社を早退し、友人2人と一緒に病院にかけつけました。
面会時間ギリギリに病院に滑り込み、受付で病室を確認。
詳しい容体が解ず、不安な気持ちでドキドキしながら病室に到着しました。
ベットの上にいた彼女は・・・
笑顔でこちらに手を振っていました。・・・って、あれ?!脳梗塞で緊急入院では?!
腕には点滴の管が通ってはいたものの、それを除けばいつも通りの彼女でした。
容体を聞いてみると、
「昨日の夜、世の中が全部ダブって見えてね、なんか焦点があわないな〜と思ってたの。
で、眼科に来たら、ここ脳神経外科につれてこられてさぁ、CTスキャンやらMRIとかとってみたら
影があるからすぐ入院ってことになったんだ〜」
と、ものすごい勢いで、じょう舌に話す、話す!
「もう〜びっくりしたじゃない!全然元気そうでよかったよ〜」
一緒にきた友人と顔を見合わせてしまいました。
かなり悪い状況も覚悟していたので、ほっとしました。
安心しからみんなの顔から自然と笑みがこぼれます。
しかし・・・よくよく聞いてみると、
早期発見・早期入院だったため軽い症状だけですんだけれど、
もう少し遅かったら、マヒや障害がでてもおかしくない状態だったそうです。
「夜は、9時消灯なんだって。テレビも見れないしやることないよ〜」
笑って話す彼女の目は、少し焦点がずれているようです・・・
「・・・(やっぱり、いつもと違う)」
脳梗塞と診断され、緊急入院してるのですから”いつもと違う”のは当たり前です。
しかし、信じられない気持ち(というか信じたくない気持ち)から
明るい彼女の話しぶりとのギャップに、とても違和感を覚え、正直かなりショックでした。
もともと面会時間ギリギリだったこともあり、
10〜15分程度話をしたあと、病室をでました。
まだ歩行を許されていない彼女は、ベットの上からの見送りです。
最後もやっぱり笑顔で手を振っていました。
健康であること。
普段まったく感じていないけれど、実はとっても幸せなことなのだと
改めて実感しました。
好きな仕事ができること。
美味しいものが食べられること。
好きな映画をみて、本を読んで、笑うことができること。
すべて”健康”だからできることです。
”幸せ”は、”幸せ”の中にいると、当たり前になりつい忘れてしまいます。
失ってからその大切さに気づくことが多いのですが・・・それでは遅かったりします^^;
身近な友人の入院で、深く考えさせられました。
昼間、病院を確認するため、彼女の実家に電話をしました。
いつも明るく元気なおばさんとは別人かと思うほど、元気がありませんでした・・・
健康であることは、
自分だけではなく、大切な人への思いやりでもあるんだと気づきました。
自分が原因で、大切な人のつらい顔や悲しい顔なんてみたくないですよね。
自分も、そして周りの人達、みんなが笑顔でいられることは、
簡単なようで実はとても難しいことなのだとも思いました。
健康を考えない、乱れた食生活を深く反省^^;
大切な人達のことをとを考え、たくさんのことに気づかされた一日でした。