同様の衣服や日用品なのに女性向けと男性向けで値段が異なる商品も多く、
その結果として女性のほうの出費が男性よりも年間を通して
1,351ドル高いという調査報告がある。
現に、ニューヨーク市が玩具、衣服など各商品の販売価格を性別に調査したところ、
次のような結果がでている。
下のイメージにあるように、確かに一見ほぼ同じ商品に見えるのに、
女性もののほうが値段が高い商品はけっこうある。
(表のデータ、および上記2イメージは、”A Study of Gender Pricing in New York City”より抜粋)
このように、女性向け商品やサービスが男性ものよりも高いことを称して、”Pink Tax”
もしくは”Woman Tax”と呼ばれている。
また、生理用品など女性にとっての必需品の購入を考えると、
女性の負担はさらに増える。
このような環境において、Pink Taxの軽減、生理用品にかかるSalex Tax(消費税)の
廃止などの動きが活発化してきている。
Costcoのオンライン版とも言える”Boxed”は、
商品によって”No Pink Tax”と名付けた割引や生理用品の非課税を実施している。
また、ニュージャージ州やペンシルバニア州など5つの州が、
生理用品に対するSales Taxの課税を廃止している。
ここカリフォルニア州は、食料品など生活必需品のSalex Taxは非課税だが、
生理用品はまだ課税対象である。
(Boxedのサイトより抜粋)