オンラインのユーザーレビューは、友人や家族のレコメンデーション以上に
心を揺るがすきっかけとなってきているようである。
このことは次のような各調査のデータからも判明している。
– オムニチャネルでの消費者動向サーベイを実施する
Bizrate Insightsが2018年2月に実施したレポートで、
アメリカのインターネットユーザーの64.6パーセントが、
オンライン製品のレビューを大部分もしくは非常に信頼できると回答
– ローカルSEOのソリューションを提供するBrightLocalの2017年の調査で、
アメリカのインターネットユーザーで、
個人的なレコメンデーションほどはオンラインレビューを信用していないと
回答したのはわずか3パーセントで、2015年の20パーセントから大きく減少
このようにユーザーレビューは消費者の購入において重要な動機を与えているが、
ここでもAmazonのユーザーレビューへの信頼度は他よりも高く、
Amazonの貴重な資産ともなっている。
各デジタルチャネルを通じて顧客のショッピング経験を豊かにさせる
プラットフォームを提供するSalsifyの2018年2月の調査によると、
下グラフにあるとおり、アメリカのデジタル購入者の51パーセントが、
有用な製品情報やレコメンデーションを提供するサイトとして
Amazonが最も信頼できると回答している。
Googleの27パーセント、ブランド自体の16パーセントと比較して、
いかにAmazonへの信用度が高いかわかる。
以上から、少なくともオンライン購入に関する限り、
”ユーザーレビューへの信頼度 →価格競争力 → 購入”というプロセスにおいては、
Amazonにさらなる優位性を与えているとも言える。
ところで、Salsifyの同調査から、
次のようにユーザーレビューには商品ごとにその特性があるようである。
– 家電製品とアパレルの購入者は肯定的なレビューが最も重要であると言っており、そ
れぞれ74パーセント、66パーセントがそのように感じている
– 家電製品では購入者の62パーセント、アパレルでは購入者の42パーセントが5つ以上
のレビューを読んでいる
– 電池やペーパータオルは、レビューに比べて価格を重要視している傾向が高い
私も商品購入やレストランの選択などの際、
比較対象が多いほどユーザーレビューをけっこう参考にするが、
皆さんはいかがでしょうか。