初めまして。Mimiです。
現在イラストレーター、デザイナー、そして平面作家として活動している私。
これから、少しずつ『イラストレーターって・・・??』という疑問なんかを
コラムにしていきながら、私自身も一緒に考ることが出来たらいいな、
と思います。それから、プチ裏技(?)的なものも伝授しまーす!
さて、『イラストとは一体全体なんでスカ』と、
基本的な問いから攻めてみましょうか。
連想されるものは、
「雑誌やWEBや広告などの、片隅にある絵のコマ」
「単行本などの表紙にのる挿絵」などなど。
ん〜。「そんなん知ってるョ!」という声が聞こえてきそうです。。ハイ。
それではなぜ、そういった某体にイラストという『絵』が使われているのでしょうか。
「文章から想像や連想を膨らませるため」、
「イラストがあった方が華やかになるから」などなど。
意見はいっぱい出てくると思います。
私が良く思うのは、「写真ではなくて、どうしてあえてイラストを使うのか?」ということ。
実はこれ、イラストを描くにあたって、結構大切なこと。
写真というのは、とてもリアルなものです。写真は嘘をつきません。
そこに実際にあるものをリアルに時間を止めて映し出されます。
見る側も、見えるものをリアルに受け止めると思います。
では、イラストとは、見る側にとってどのような影響を与えるのか。
それは見る側にとって、想像力を働かせるもの。
現実のものではなく、イラストレーターが作り出した幻想の世界のイラストは、
見る側にとって、頭の中で無限の連想が出来ることだと思います。
依頼者が、カメラマンではなく、イラストレーターを必要とした場合、
「現実よりも想像」
を欲しているのではないかと、私は思います。
そして、それを踏まえた上で、もう1つ大切な事が。
イラストは、
『依頼者→イラストレーター→ターゲット』
の流れがあります。
ターゲットというのは、出来上がった某体を見る人の事。
どのような性別、年齢、性格の人に見てもらいたいかなどを知った上で
描くイラストと、何も知らないで描くのでは、だいぶ違いがあります。
イラストというのは、それを上手くターゲットに伝える事が大切です。
間違った連想を与えてしまうのが1番怖い!
その為にも、依頼者とよく打ち合わせをし、
依頼者がどのような事を、
イラストによってターゲットに伝えたいのかを聞くのも、
イラストレーターの大切な仕事です。
自己満足のイラストでは、相手を動かすことは出来ません。
1人よがりなイラストになってしまわないよう、最新の注意を払いましょう。
そして、それらを土台においた上で自己表現を絡ませると、
より一層魅力のあるイラストに仕上がると思います。
『イラストを描く前に、イラストを理解すること』
これでイラストマスターに一歩近づけるはずっ!!