こんにちは!SAWAです。
皆様はシルバーウィーク、楽しまれましたでしょうか?
私は、日曜に実家の稲刈りを手伝いに行き、その後の2日間は筋肉痛で辛い日々を送ってました(- -;)
来年の為に、すこしでも運動しておこうと誓った連休でした。
さて今回は、今まで作成してきたテーブルを使い、「クエリ(query)」について
説明していきます。
「クエリ(query)」とは英単語で、質問(する)、照会(する)などの意味を持っています。
IT用語辞典では、「ソフトウェアに対するデータの問い合わせや要求などを
一定の形式で文字に表したものを指すことが多い。」とあります。
この文言通り、Accessでは作成したテーブル内のデータをこの「クエリ」を使って
閲覧・更新が出来ます。
では、実際にクエリを使用していくつかの操作を行ってみましょう。
操作1)クエリを起動する。
①「メニューバー」→「作成」→「クエリデザイン」をクリック。
②表示された「クエリデザイン」画面の構成を確認。
上段が「フィールドグリッド」で、テーブル・項目を表示します。
下段が「デザイングリッド」で、表示する項目・条件・並び替え順等、
データの見え方を設定する箇所です。
操作2)「社員情報」のデータをすべて表示
①「テーブルの表示」画面より、「社員情報」を選択し、「追加」をクリック。
②「社員情報」テーブルの「*(アスタリスク)」をダブルクリックし、
デザイングリッドに表示させる。
③メニューバーの「実行」をクリックし、データを表示させる。
④クエリタブ上で右クリックし、「上書き保存」を選択。
作成したクエリを「社員情報表示」という名前で保存する。
操作3)社員情報より、男性社員のみ抽出し、社員名と生年月日のみ表示する。
(男性社員のみ=性別が01の社員)
①社員情報より「社員名」「生年月日」「性別」をデザイングリッドに表示させる。
②「性別」の抽出条件に「=”01″」と入力。
(文字列を条件にする場合は、「”」(ダブルクォーテーション)で括る事。)
③性別のデータは表示させないので、「表示」項目のチェックを外す。
④「実行」し、男性社員のデータのみ抽出できていれば正解。
⑤「男性社員抽出」というクエリ名で保存。
操作4)生年月日が1980年以降の社員を抽出する。
①社員情報より「*」をデザイングリッドに表示させる。
②「生年月日」の抽出条件に「=#1980/01/01#」と入力。
(日付型を条件にする場合は、「#」で括る事。)
③抽出条件とした「生年月日」は表示させる必要がないので、
「表示」項目のチェックを外す。
④「実行」し、1980年以降の社員(3名)が表示されていれば正常。
⑤「生年月日抽出」というクエリ名で保存。
今回は4つ程操作をして貰いながら、クエリの機能について説明させていただきました。
ここで、操作3で作成した「男性社員抽出」クエリを再度表示し、
画面左上のメニューバーより、「表示▼」の▼部分をクリックし、「SQLビュー」を選択して下さい。
すると、「SELECT ~」から始まる文字が表示されます。
これはSQL文と呼び、AccessやOracle等のリレーショナルデータベース管理システムで
データを参照・追加・更新・削除、又はデータベース全体を管理するプログラム言語になります。
デザイングリッドで作成したクエリは、裏ではSQLに変換しているのです。
簡単ですね。
しかし複雑なクエリを作成しようとすると、デザイングリッドで作成するよりも
直接SQLビューに書いていった方が分かりやすいということもありますので、
私自身はそう使い分けています。
SQLについては、今後の流れで必要になった時に説明させていただきます。
次回は、区分情報を使用しての結合についてお話しいたします。
今回更新したAccessファイルを添付しますので、参考にして下さい。