こんにちは「理念系映像集団」のアキラです。
前回の「理念の見える化」いかがでしたでしょうか。
「理念!理念!って分からん!!」という方も大勢おられるかと思います。
が、これからも少しずつ皆さんと共に紐解いて参りたいと思います。
今回からは写真の事を少しずつ。
もっと詳しく知りたくなったら是非セミナーにご参加下さいね(*^_^*)
第三回目「適正露出ってなんぞや?」
最近写真を始められた方は「適正露出」って言葉自体ご存じないかも知れませんね。幸せな事です。
何故か。
私達は「言葉」や「目に見えるモノ」にどうしても心奪われ、執着してしまう傾向があります。
フィルムの時代は「適正露出」って言葉がよく使われていたように思います。
本を読んでも、人と話しても結構使われていたと思います。
まるで適正露出で撮ることが「正しい」かのように。
では「適正」+「露出」の「露出」ってなんでしょう。
色々なご意見がある中、あえて「写真の明るさ」と言い切りましょう。
暗くて(黒くて)あまりよく見えない写真を「アンダー」と言います。
明るくて(白くて)あまりよく見えない写真を「オーバー」と言います。
皆さんがお客様に「魅せたい」商品やサービスが、明るさとして「よく見える」写真が、
「適正露出」といっても良いのではないかと思います。
ではその「適正露出」をどう求めるかです。
つまり絞りやシャッターの設定値を加減して写真の明るさを変えられるのですが、何処が正しいのかということです。
昔(フィルムの時代)はここが大変でした。
詳しく書くと本が一冊書けますので割愛しますが、過去には適正露出を得る為の技術、議論も盛んに試されました。
しかし、今はそんな必要はありません!!!!!
スマホの登場で「適正露出」なんて言葉を知らずとも「適正露出」を既に得ておられますから。
何故か……
皆さんがスマホで撮影しておられるところを見ていますと、
「もっと明るく」とか「もっと暗く」とかタップして調整しておられますよね。アレです!アレ!
昔はF値(絞りの値)とか、シャッタースピードの数値とか、
その操作、更に写真の明るさを調整出来る機能(絞りとシャッター)が何故二つあるのか、その二つの機能をどう組み合わせれば良いのか、、、、、
と、解らない人には頭が痛くなるような「事実」を突きつけられ、最後に「適正露出」という「言葉」のお出まし。
もうこうなったら、自分が「こんな風に撮りたい」とかいう「創造力」なんてどっか逝ってしまって、「機械の操作」と「適正露出」という「言葉」に翻弄されてしまいます。
で、「わかりませ~~~ん」ってなって、高機能な日本製のカメラも「宝の持ち腐れ」状態に。
ということで、「適正露出」ナンテそんなもんです。ケトバシましょう!
では、実際に皆さんやっておられるので、ここでチョットアドバイス。
実は「露出の美学」という言葉もありまして・・・。
「適正」と言われると何か正解があって、そうでないと間違いみたいな印象をうけませんか?
「美学」と言われるとそういうモノでは無い感じしません!?
コレをお読みになった今日の夕方。もしくは明日の朝。お天気がよかったら、陽が沈む頃、又は陽が昇る頃に「わざと暗めに」撮影してみて下さい。
目の前に広がる世界が「正しく」写らないかも知れませんが、
Facebookに載せたら一杯イイネ!が貰えるようなステキな写真が映る「かも」しれません。やってみてください。
要するに「何をどう魅せたいのか」が大切なのですね。更に集客・売上に繋げたければ「誰に」を足しましょう。
「誰に・何を・魅せたいのか」
目の前にある商品も「チョット明るめ」に撮ったり「チョット暗め」に撮ったりして「いいね!」が貰えるような雰囲気が出たとしたら、それこそが「適正露出」!
いかがですか?少しは絞りとかシャッターとか自由自在に使いたくなって頂けたでしょうか。
日本製のカメラは世界に誇る「超高機能な塊」です。もったいないので是非使いこなしましょうね(*^_^*)
そして自分の外にある「見えやすいモノ」や「言葉」にとらわれないで
「自分は本当に何がしたいのか」を常に考えられるようになりましょう!