今回もお読み頂いて有難うございます。理念系映像集団のヲバタです。
写真に関するコラムですが、どこにでも転がっているノウハウやプロの話しは
少し横へ置いて、できるだけビジネス?商売に繋がる内容で
お届けしたいと思っております。
さて、前回は「構図」について書いてみました。
いかがでしたでしょうか。
写真の上手な人でも、今一つ構図を明確にされていないかも…失礼。
なので今一度おさえておかれるとよいと思いますので是非復習をしておいて下さい。
今回はその(写真の)四角の中の視覚要素を
「実際にどないすんねん」というお話しです。
先日写真とは関係のない本を読んでおりますと、
このような感じの事が書かれていました。
「アイデアを具体的にするためのアイデアが必要。」
何か良いアイデアが思いついたとして、また目標が浮かんだとして。
また明確なゴールが見えたとして、「やれない」人の方が多いと。
色々とやりたいことがあっても、
人は「やれない理由」を並べ立てて諦める事が多いそうで
(私も心当たり有ります・苦)、
そのやりたいことを「やり始めるためのアイデアが必要だ」
という旨の事が書いてありました。
それでは写真に話を戻しましょう。
写真を撮影するには
「四角の中の視覚要素をどないか」しなければならないのですが、
セミナーなどで「何を撮ったら良いか解らない」という
ご質問をたまに受けることがあります。
前回の「構図」のコラムをお読み頂ければ、
なんとなく「四角」の存在は認識して頂けると思います。
けれども、その四角の中の「視覚要素」が思い浮かばないということですね。
簡単に思いつくのは「商品そのもの」を写す。
で、皆さんデジカメセミナーへいって技術を習得し、
旬の機材なんかの情報を仕入れて、余裕があれば購入されたりしています。
つまり「綺麗に写す」ということを考えられると思います。
勿論下手な写真が載っているよりも、綺麗な写真が載っている方がいいですよね。
でも、ちょっと考えてみてください。
例えば貴方のお客様が、貴方の商品・サービスを検索される際に
「○○○ 綺麗な写真」とか「○○○ 影の無い写真」なんて
言葉で検索されているでしょうか。
皆さんは売るための写真を撮らなくてはならないと思いますので、
写真が綺麗であるだけでは足りないようですね。
で、綺麗な商品写真だけでなく、
実際に買って貰うためのもう一つのアイデアが
「イメージ写真」ではないかと思うのです。
つまり「何を撮ったらいいのか解らない?」に対する答えの一つが、
「アイデアを具体的にするためのアイデア」=「イメージ写真」
というのはいかがでしょう。
貴方のお客様が、購買意欲をそそるような「イメージ」が浮かばない????
となると、あれ?それって
「お客様に本当に何を売っているか解っていない」のでは????
例えば貴方のお客様が商品を仕入れて、
自らの生活の現場に取り入れようとされている場合は、
「モノ」ではなく「コト」を購入されている場合が多いと思います。
つまりお金は「コト」に投資された。
「何を撮ったらよいか解らない!」は
「自分はどんなコトを売ろうとしているのか」、
お客様は商品・サービスというモノを通じて
「どんなコトを買っておられるのか」が「明確になっていない」のでは?
イメージ(空想?妄想?)はいつでも出来ます。
歩いていても、運転していても、食事中でも、
いつでも何処でも出来ます。
お客様が本当に買われたモノ(コト)は何か。
お客様の生活の現場でどんな素敵なコトが起こるのか。
そんなイメージ=視覚要素で(写真の)四角の中をどないかしましょう。
どないかできたら、きっとその写真は「売れる写真」になりますね。
「このビジネス戦略は、どんなイメージ(写真)でいくのか!?」
という議論も、会議・ミーティングなどで
他の様々な戦略と同等に並べてみてはいかがでしょう。
まずは考えてみましょう。
お客様の生活の現場でどんなコトが起こっているのかを。