web/EC業界に強い転職。正社員・派遣求人情報 ウェブタント » 売るための構築テクニック https://webtant.net web/IT専門 求人・転職ウェブタント Wed, 27 May 2020 11:49:16 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=4.3.1 なにから手をつければよいでしょうか?~「儲かる順」にやってください(^o^)V【4章】 https://webtant.net/265101 https://webtant.net/265101#comments Fri, 05 Aug 2016 03:47:34 +0000 https://webtant.net/?p=265101 最後の章となりました。

なにから手をつけていいか分からないショップさんに
笹本がアドバイスしていることがもう一つあります。

 

  • 「儲かる順」にやってくださいっ。(^o^)V
  • 儲かる順が分からない時には、「簡単な順」にやってくださいっ。(^o^)V

( 注: 「簡単な順」であって、好きな順 ではありません。)

たったこの2つだけなのですが、実はかなり深い話になっています。

 

まず「儲かる順」というのは、費用対効果を作業負荷の視点で考えてみるということです。
恒常的にこの基準で考えて行動している「ハズ」なのですが、
気がつくとその様にはなっていないケースが大変多く見受けられます。

 

たとえば、集客にも売上アップにも寄与せず、
読んでも面白くないブログやメルマガを悩みながら半日かけて書いているなら
他のコトに有効に使ってください。アナタの時給はいくらですか? のごとき話です。(笑)

 

また、この儲かる順という考え方は『フロー業務=日常のこなす作業』を
見直すことにも繋がります。

仮に、「商品点数を増やすと売上と利益が伸びる」のごとき
大変分かりやすい関連性(ノウハウ)を見つけたとして、
その時点では当然ながら商品点数を増やしていきます。(儲かる順)

 

そしてばらくこれを続けていると商品点数を増やすことは日常のフロー業務となっていきます。

しかし一定のレベルに達すると商品点数増=売上増という関連性は
少しずつ薄らいでいくわけですが、一度「日常の業務」として扱われると、
【この作業を見直す】ということがなくなるのです。

 

でも「儲かる順」を意識していれば、
「あれ?かなりの労力を割いて商品点数を増やし続けているけど、
売上も利益もそれほど伸びていないかも?」と気づくことが可能であり、
有限な時間をその時点においてもっと費用対効果の高いことに使うことができます。

 

「簡単な順」についてですが、
ある人にとって簡単なコトとは、実は他の人に比べて「優位性を持っている」ということです。

他者に比べて、知識や経験 技術やノウハウあるいは設備や人員などを持っていて、
だからローコストでできるし、短時間でできるし、上手にできるし、安全にできるし。

だからその人にとっては簡単なのです。

つまり簡単な順というのは、「比較優位にあるソリューション」について考えてみることであり、
比較優位にあるソリューションを使った「成果物」は、
クオリティーも期待でき、費用対効果も高い=儲かる順に繋がりやすいというわけです。

 

「SWOT分析をしてSを再考察してみる」とか「KPIからROIを正確に把握して・・云々」
と言ってしまうと難しくなってしまいます。
そして結局誰も実行しないし。
KPIからでなくも感覚値の儲かる順で充分。やらないよりは はるかにマシ。

難しいコトをいかに噛み砕いてクライアントさんに伝えるか?やる気を持ってもらうか?
この辺りがコンサルタントの苦心のしどころです。(苦笑)

 

cat

]]>
https://webtant.net/265101/feed 0
なにから手をつければよいでしょうか?~構成要素をブレイクダウン【3章】 https://webtant.net/254731 https://webtant.net/254731#comments Thu, 14 Jul 2016 01:45:44 +0000 https://webtant.net/?p=254731 さて、「来訪者数をex.2倍にしたい。」と言っても、
いきなりワンアクションで2倍になるネタがそう簡単に転がっているはずがありませんが、
これも構成要素のブレイクダウンと、その数値を「変化」させてみながら、
「達成できそうな項目」を考えてみるという手法が使えるのです。

まずは、構成要素の洗い出しから。

PC検索エンジンから何人、
スマホ検索エンジンから何人、
検索広告から何人、
ディスプレイ広告から何人メルマガから何人、
オークション経由で何人、
アフェリエイトで何人、
ブログから何人、
フェイスブックから何人、
ランキングから何人、
他サイトのリンクから何人、

 

etc.という形で、割合ではなく、来訪者数を「書き出して」みてください。

そして、各流入チャネルの横に、
かかった費用や、内容(他サイトからのリンクなら何サイト、検索広告ならキーワード数、
ブログなら記事数、ディスプレイ広告なら費用のほかに期間など)を「書き出して」みてください。

 

ここでは、書き出して一覧表にすることがとっても大切です。

棒グラフなどにしてみるのも良いかもしれません。

一覧表にしてみると、今までかけた「労力&費用」と、
流入数の【全体像】が【概念的】に見えてくるはずです。

労力をかけた割に流入数=成果が少ないチャネルと、
思いのほか成果が出ているチャネル&手法など、
費用対効果とその「バランス」が把握できるかと思います。


そして、数値を変化させながら達成ができそうな項目を考えてみるのです。

たとえば、検索キーワード数を○個増やして、
検索広告からの流入数を○人増やし・・・的にTo Doを作っていってください。

ねっ、こうすれば2倍にできそうでしょ。(笑)

同時に何から手をつければ良いのか=「優先順位と最大効率」も見えてくると思いませんか。
一方で、ある施策を行って、仮に来訪者が1割増えたという結果が出たとします。

結果だけを見て単純に喜んでいると「大きなヒント」を見逃してしまうかも知れません。

例えばPCから500人スマホから500人の来訪者があったサイトに「ある施策」をした結果、
PCユーザーが2割減の400人となって、スマホユーザーが4割増の700人となった としても
「全体合計」は1割増の1100人となります。

このケースの「ある施策」には、かなり痛いPCユーザー2割減という要素と、
強烈な伸びのスマホ4割増という要素が同時に含まれているということであり、

たとえばPCユーザー2割減の要素を見つけてリカバリーするだけで
さらに来訪者100人増を期待できるわけです。

ちなみにリカバリーは「元に戻せばよい」ので原因さえ見つかれば比較的容易に対応できます。

もちろんこのケースでも「1割増えた」という結果についての構成要素を
「ブレイクダウン」して初めてその内容を把握できるものであり、
さらにはex.スマホユーザーが増えたという結果の中にも、
例えばある検索キーワードでの流入がかなり増えた一方で、
実はある検索キーワードでの流入は減っているなど、
内容の詳細を確認してみるとその構成要素には「美味しいヒント」が隠れているかも知れません。

他、「ある施策」をした結果、
受注件数が5割減って、平均顧客単価が2倍になったとします。

「売上金額は同じ」ですが、当然ながら「受注件数5割減」は
大きなリスクであり早急の対策を必要とするのは言うまでもありませんが、
結果についての構成要素をブレイクダウンしてきちんと把握していないと
この大きなリスクを見逃してしまう可能性もあるのです。

大きな課題をブレイクダウン=細分化して、
次のヒントや達成可能な項目を見つけ出し、行動につなげて行くこの手法は、
1969年にアポロ11号で初めて人類を月面に着陸させたNASAがとった手法です。
これぞ黄金律。
ネットの時代でもまだまだ使えますねっ。(笑)

11

]]>
https://webtant.net/254731/feed 0
なにから手をつければよいでしょうか?~最大効率と優先順位【2章】 https://webtant.net/250265 https://webtant.net/250265#comments Tue, 21 Jun 2016 02:30:26 +0000 http://webtant.net/?p=250265 第2章 たとえば、売上を2倍にしたいという目標を立てたとします。

この際、第1章で述べた数式
( 来訪者数 x 購買率 x 平均顧客単価= 売上 )
の「各構成要素」の数値を変化させてみて、
どうすれば「結果の数値」=売上 が2倍になるか考えてみてください。

 

・来訪者数を2倍にすれば売上は2倍になります。

・来訪者を1/3増やして、購買率を5割増しにしても売上は2倍になります。

・来訪者数が4倍になって、購買率が1/2になっても売上は2倍になります。

・来訪者数と購買率と平均顧客単価が、それぞれ26%ずつ増えても売上は2倍になります。

 

仮に、現在の購買率が0.5%であった場合、

これが0.63%になれば、26%の増加となるわけですが、
来訪者1000人当たり、1.3人のお客様がちゃんと買って頂けたら、目標が達成できることになります。

ねっ。これぐらいはできそうでしょ。(笑)

あっ、ここで大きな気づきがありました。
1000人に1.3人ぐらいしかいない、「かなり特殊なご要望」を持つお客様への対応も
おろそかにはできませんよね。

逆に言えば、競合の他店が「面倒くさい」と思っているお客様を、
「ウチの店は実直に対応してゆくだけでも購買率0.63%にはできそうだ」のごとく、
行動指針のひとつが見えてきたりするのです。

たとえば、ノートPCを売っているショップで
電源トランスを含めた「総重量」を記載しているところは、ほとんどありません。

重量の記載はどこもかしこも本体重量(バッテリー含む)という形なのです。

メーカー記載のスペックシートには本体重量しか記載されておらず、
当然ながらそのままが商品ページに記載されたのでしょう。

でも笹本の場合、背中にリュックを背負って数日間の出張ということが多いので、
電源トランスを含めた重量を知りたいわけです。

しかしメーカーのHPを調べても本体の重量しか載っていないので、
ショップさんに電話をかけて、「トランスを含めた重さを知りたいのですが・・・」というと、

大手のショップさんのほとんどが、「手元に在庫がないので分かりません」という回答。

そして札幌の小さなPCショップが、「重さを量ってからご連絡します」という返事をくれたので、
ネット最安値に比べて300円高かったのですが、この店から購入しました。

この笹本の「かなり特殊な?要望」ですが、
1000人に1.3人以上の比率で存在していそうな気がしませんか。

世の中に同様のニーズを持つお客様が「数パーセント」ではなく、
「割」のレベルで存在している可能性があるのなら、

今まで、総重量を量るなんてことは、「コスト割れする業務負荷」と考えていたけど、
費用対効果はポジティブになりそうだ・・・。
数千モデルあるけど、総重量を量ってみようかな・・・?

 

「結果の数値」の「構成要素」をブレイクダウンしてから、
さらに数式の構成要素の数値を「変化」させてみて、「達成ができそうな項目」を見つけ出し、

さらに電源トランスの例のごとく、「ディテイルの“妄想”」まで踏み込んでみると、
新しいTo Doまで見えてきます。

ちなみに、PCの総重量を記載して本当に購買率が伸びるかどうかは
保証の限りではありませんので念のため。(笑)

平均顧客単価については割愛しますが前述の購買率と同じように
シュミレーションをしながらいろいろ考えてみて下さい。

01

 

]]>
https://webtant.net/250265/feed 0
なにから手をつければよいでしょうか?~最大効率と優先順位【1章】 https://webtant.net/239857 https://webtant.net/239857#comments Fri, 13 May 2016 02:47:08 +0000 http://webtant.net/?p=239857 第1章 ネットショップの売上と利益の向上に役立つヒントや行動指針とは

「E=MC²」は、ご存じの通り、アインシュタインの相対性理論の数式ですが、
我々「素人」はこの数式から、「空間は曲がっている」などの結論がなぜ出てくるのか見当がつきません。(笑)

einstein

でも、数学者や物理学者などの「玄人」はこの数式から、
核エネルギーを取り出す方法を導き出したり、
宇宙のしくみを解明するための技術などを生み出したりしています。

数式は原理原則ですので、何度試しても結果は同じという意味では「再現可能」な
「不変の黄金律」と言えるかもしれません。

ネットショップの運営についても様々な数式がありますが、
「結果の数値」を眺めて一喜一憂するのはなく、
「玄人」の物理学者のごとく、
ネットショップの売上と利益の向上に役立つヒントや行動指針を導き出したいものです。

【 来訪者数 x 購買率 x 平均顧客単価= 売上 】

笹本が長期講座や講演の際にこの数式を使って、
それぞれのショップさんに「今何をすべきか?」を導き出してもらうワークを取り入れたのは、
かれこれ14~15年前になりますが、
時を経てこの式が多くの方々に広まって嬉しい限りです。

これは誰でも理解できる数式であり、
当たり前の話ですが変化の速いネット業界においても、
たぶん永久に通用する「公式」です。(笑)

だから、この式の中にも「再現可能な黄金律」が隠れているはずなので、
「結果の数値」=売上 を見ているだけではもったいない。

また、この式を漫然と見ていても何も導き出されないのです。

前述の数式の「売上」同様に、
CPO(コスト パー オーダー=受注1件当たりの獲得コスト)などKPI(経営指標)系の数値は
「結果の数値」ですが、
これら結果の数値を見るときには是非「結果の数値の構成要素」を
必ずプレイクダウンして欲しいと思います。

構成要素とは 前述の数式の「来訪者数」や「購買率」に該当するものですが、
まずはブレイクダウンしてみることがヒントや行動指針を導き出す最初の一歩になります。

 

]]>
https://webtant.net/239857/feed 0
不変の鉄則 https://webtant.net/1081 https://webtant.net/1081#comments Tue, 27 May 2008 08:47:11 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=1081 ●不変の鉄則

親からみれば、自分の子供がいくつになっても、「 やっぱり コドモである 」
というのは、 「 古今東西、不変の鉄則 」かもしれませんね。

ご他聞にもれず、私の実家においても、
この 不変の鉄則 は、確実に適用されておりまして・・・ (笑)

  「 モ〜っ
    いくつになっても この子はしょうがないわねぇ〜
    何回言ってもわかんないんだからっ! 」

という情景が見受けられることもシバシバです。
( ちなみに、いくつになったか? と言うと、既に後厄も過ぎた40代でございます・・・。)

でも、これもある意味、
たぶんきっと、 たぶん たぶん 親孝行ではないかと・・・。

私を叱る機会があるごとに、母に 自分の存在意義 を 再確認して頂く という、
「 立派な親孝行 」にもなるではないかと勝手に考えている次第です。(笑)

●小さな言い訳・・・

私が、
 

  「何回 言われても」

タバコの吸殻を コンビニのポリ袋に入れずに、
そのままゴミ箱に捨ててしまうのは、

  ・悪気があるわけではなく、

  ・お母上様のおコトバを 無視しているワケでは毛頭ございません。

  ・神仏に誓って、無視している とか、軽く考えている とか

そういうわけではないのです。m(_ _)m

御母上様がおっしゃるコトは、いかにもごもっともでございまして、
反論なんて、滅相もございませんが、

あくまで、あくまで、
灰皿をキレイにしたいと思った瞬間は、

  つい、
  つい、
  つい、

「忘れてしまっている」 だけ なので、

何卒 何卒 (できれば 今後も・・・) お許しの程・・・

●タバコの吸殻

こんな私でも、

吸殻をゴミ箱にそのまま捨てようとした 

   【 その瞬間、 】

  「タバコの吸殻は、ポリ袋で包んでから捨てる」

  という 【 アナウンス 】 があれば、
    

  例)「ちゃんと包んで捨てなさいよっ by母♪」 
  例)”全ての” ゴミ箱に
    「吸殻はポリ袋に包んでから捨てるべし」
    っていうステッカーが貼ってあったり・・・。
 

これならさすがに  
ちゃんと、ポリ袋に包んで捨てます。やっぱり。
 

●愚痴。

さて、話は変わって、
ネットショップのコンサルティングや、講座などでよく聞く話をひとつ。

    「ちゃんと書いてあるのに、問い合わせの山。
     なぜお客さんは読んでくれないのかなぁ」

なんていう愚痴があったりします。

よく聞く話 というレベルではなく、「 ほとんど全てのショップさん 」は、
一度や二度は必ずこの愚痴をこぼすと言っても過言ではないでしょう。 
 

実は、お客様に「 お買物の仕方や 商品についての様々なコト 」 を

    【 きちんと 分かってもらって、 】
    【 実行してもらう 】 コトって、

想像以上に ほんとに大変なことなんです。

ま、ほとんどのお客様は、

   「 吸殻を捨てるときの私 」 以下の
   【 注意力&記憶力 】しか もっていないのが普通。
  

だから、ショップの 

  ・どこかのページに
  ・1回ぐらい

書いてあったとしても、

そして、

   【【【 それを一応読んだ場合でさえ、 】】】

   【【【 ほとんど忘れている 】】】 という認識が

サイト構成の大前提となる考え方になります。

読まないお客様が悪いのではありません。
サイト制作者の伝え方が まだまだ足りないのです。

●購買導線とは?

お客様に

  ・ きちんと 分かってもらって、
  ・ 実行してもらう 

ための コツが 2つ あります。 

1)お客様が疑問に思った / 行動を起こそうと思った
  【 その瞬間 】に、必要な 【 アナウンス 】 が 存在していること。

  たとえば、

  例)カートに入れようとした その瞬間に、
    送料 返品 ラッピング 同梱 着日 決済
    サイズや規格・・・・ 

  などなどが確認できるアナウンスが存在していたり、

  また、

   例)冷凍品と冷蔵品を一緒に買ったときの配送はどうなるのか? 

  などの「 小さな疑問 」にきちんと対応している
  サイト構成であるのが望ましいのです。

特に、これらの小さな疑問 は、
ショップの構造や商品について知りすぎている売り手側としては、
大変見落としやすいポイントになりますので、是非留意してください。

2)そして、これらが

 ★ 何回も 各所 で 繰り返しアナウンスされていること。★

  です。

1回言ったぐらいで 全部通じるぐらいなら、
会社の経営や 子育てなどで悩む人は1人もいないらしいというのが
世間の相場ですが、(笑)

サイト構成においては、

  何度も繰り返して充分にアナウンスしながらも、
  うるさくないページデザイン 

この整合性を取るのが Webマスターの腕の見せ所 かも知れませんね。(^o^)v

特に、
検索エンジンなどから、TOPページなどを経由しないで来訪したお客様に
必要な事項が伝わっているかどうかは 要チェック! 

—–
http://a-commerce.net/ 笹本克

]]>
https://webtant.net/1081/feed 0
再度、アダルトサイトから学ぶ https://webtant.net/695 https://webtant.net/695#comments Fri, 11 Jan 2008 07:45:20 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=695 ●学ぶ という視点

以前、ある県の産業支援センター主催のネットショップ運営者向けの講演で、

「孫がいる年齢になっても、1年に1回ぐらいは、
 アダルトサイトを見るべしっ!」

という話をしたことがあります。

自治体主催の講演で、何もわざわざそんな話をしなくても・・・ 
という声が聞こえてきそうですが、私としては、結構本気で薦めています。

というのは、ECサイトの運営者にとって、
アダルトサイトから【 非常に多くのこと 】が学べるからです。

誤解を恐れずに申し上げれば、アダルトサイトの運営者の方々は

「 世の中で一番 お金 に正直な方々 」 だと言えると思うのです。

=「 売る 」 「 稼ぐ 」ということに対して、
徹底的に本気であり、貪欲であり、
それゆえに、「 ECサイトにおける、先駆者的な部分 」も少なくありません。

いや、アダルトサイトの業界こそが、

【 ネットで一番先頭を行っている業界 】と言ってもいいとまで思っています。

それって本当? 
とおっしゃる方々も当然いらっしゃると思います。ので、(笑)

それでは私がアダルトサイトを見て気づいた、
「ECショップに応用できそうなこと」をいくつかご紹介しますね。

【事例1】———-

たとえば、ライブチャットというものがあります。

これは、動画で女の子とチャットができるというサービスなのですが、
簡単に言えばPCカメラつきでスカイプやメッセンジャーを使っている状態だと
想像して頂ければと思います。

(詳しく知りたい方は “ライブチャット“で検索してみてください。)

ライブチャットのすごいところは、送信側にいる数多くの女の子“達”の現在の状況を
“同時に”“一覧”で 見ることができるのです。

どの様なシステムを使っているのか分かりませんが、

“莫大な情報量を持つ”多数の“動画”を一度に見せても、
PCがフリーズしたり、回線容量の問題が起こらないだけの【 技術的なノウハウ 】が
備わっているということです。

ところで、仮に の話なのですが、
もしも 送信側の 「女の子たち」 というコンテンツが ・・・

・漁師さんが持っている釣ったばかりの新鮮なお魚 や、
・とても良く切れる包丁の実演販売 や、
・カジュアルにもフォーマルにも似合います という感じで、

実際に コーディネートを変えているところを放映したり、

・伝統 そのものの バナナの叩き売り のごとく・・・

であったとしたらいかがでしょうか。

TVショッピングに限りなく近い状態が実現できるばかりではありません。

ライブチャットは、 「 数十人 数百人 」の(いや、数千以上?)
女の子たち(=商品群)から、【 好きな人(=モノ)を選んで 】 
その動画を見ることができるシステムなのです。

そして視聴者に対して 【 課金ができる 】仕組みを備えています。

商品を選ぶことができないTVショッピングを超える可能性まであると思いませんか。

少なくとも、私が知る限り、ショッピングサイトではまだ見たことも聞いたこともないのですが、
こんなすごいことがアダルトサイトでは既に“実用化”されているのです。

【事例2】———-

その他の例を挙げますね。

アダルトサイトの場合、トップページから その下層階にあるメニューページへ行くリンクは
トップページの最下段にあることが多い
のですが、

実は、これはリアルの小売店の販売ノウハウとして確立していると言っても良いぐらいの、
「売るための手法」の1つです。

コンビニの主力商品である 飲み物やおにぎり が 店の一番奥に陳列してあったり、
デパートのバーゲンセールが最上階で行われるのと同じ理論なのですが、

これは、お客様の店内(サイト内)回遊性を高めて、
できるだけ多くの商品(コンテンツ)が目に触れる様にすることで、
ついで買いを増やして売上を向上させる ということを意図しています。

アダルトサイトで言うならば、アダルトと一口に言っても、ユーザーが好む女の子は
【 非常に細分化 】されているので、とりあえず【 できるだけ沢山の“ジャンルの” 】
コンテンツを【 見せる 】ということを サイト構造で促進している というわけです。

マーケティング用語で言うならば、
「ロングテールニーズへの対応」が意図的に施され、
サイト構造として明確に成立してる業界と言えるのです。

これは、ある意味で お客様に回遊を強要できるだけの 
キラーコンテンツ(商品)などがあって初めて成立するのですが、

たとえば、プレゼントの当選発表などは、誰でも見に来るキラーコンテンツの1つですから、
当選者はメルマガには書かずに、サイト上で発表するなどの手法も、
回遊性を高めるという同様の視点であるといえます。

【事例3】———-

また、アダルトサイトの場合、
「 同業種間の相互リンク 」が数多く見受けられますが、

ECサイトにおいて、かばん屋さん同士が相互にリンクをしている などの例は
殆ど見受けられないのが実情です。

他店にお客様を奪われる結果になるのか、あるいは同業者同士のリンクグループ全体としては
相乗効果が生まれることになるのかは判断微妙というところですが、

少なくともECサイトでは見たことがないぐらいの
【 先端の手法 】にTRYしていることは事実なのです。

ネットで「 売る 」「 稼ぐ 」という観点において、ここまで進歩している業種は、アダルト業界をおいて他にないと言えるかも知れません。

●アンテナの張り方と心構え

各種の情報に対して、「 既に知っている 」 あるいは、「 価値がない 」と一度烙印を押してしまうと、もうそれ以上の情報は入らず、「 気づき 」も起こるはずがありません。

各地での講演や講座などの際、
多くのWEB運営者の方々とお会いする機会があるのですが、

楽○では売れない、ビッ○ーズでは売れない、PPC広告は効果がない、メルマガは効果がない、ホームページ○ルダーはダメ、ドリーム○ィーバーはダメ、・・・・

とにかく、この 「 自分で付けた 烙印 」という亡霊に取り付かれてしまっている方々が
大変多いことに憂慮しています。

さらに、殆どの方が「 一度試してみた結果、 」「 ダメ と判断した 」という
お墨付きを持ってしまっているのが非常に問題だと思っています。

【 男子七日会わざれば剋目して見よ 】という言葉がありますが、

これは、たった7日間だけでも(相手が)急成長しているかもしれないので、
目を大きく開いて(改めて)しっかり見極めろという意味です。

ネットを取り巻く環境はとっても進歩が早くなっています。
様々なツールやサービス、あるいは、各種業界もどんどん変化しているのです。

ほとんどの方々がアンテナ自体を張ること自体を止めてしまっているジャンルの1つとして、
敢えてアダルト業界の話をさせて頂きましたが、

オトナのサイトに非常に詳しいT君との雑談がなければ、たぶん私も見過ごしていたかも知れません。

これは大変重大な気づきであり、私自身、アダルト業界のウォッチを通じて 
大きな反省と共に 烙印の怖さ を痛感させられた次第です。

是非、みなさんも「 一度自分で押してしまった烙印 」を解いて、
改めて【 新鮮な気持ち 】でアンテナを広げてみて下さいね。

]]>
https://webtant.net/695/feed 0
「全国区」を意識した表現 https://webtant.net/641 https://webtant.net/641#comments Wed, 12 Dec 2007 12:54:06 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=641 ●全国区

私は何を隠そう 乗り物&地理オタクでございまして、(笑)
地図や時刻表をながめているだけで幸せというタイプの人間です。

そんな私も40代となり、
今では 「立派な 常識ある 社会人」となりました?ので、
そのオタク度もかなり緩和されて来たはずですが・・・、

学生のころの私(←注:二十数年前・・・。)は、

 ・人口1万人以上の市町村の名前は全部覚えてしまったり・・・、
 ・JRの特急列車の全ての停車駅とその時刻を覚えてしまったり・・・、

危険度 ”高” のレベルに達する オタク であったのは間違いありません。(笑)


●妹の質問

一方、かなり以前の話ではありますが、
私の妹(埼玉在住)から、こんな質問をうけたことがあるのです。

地理オタク 危険度 ”高” の私に対して・・・・
 

 「秋田って仙台?」 

というスゴイ質問があったのです。 

コレ、
  1) 仙台は県名である という間違いと、
  2) 仙台県に 秋田市 がある という、

 【 2つの間違い 】を同時にしないとできない質問ですよね。(苦笑)

私の妹のレベルは さすがにひどいと思いますが、

実は、

「 群馬と栃木 どっちが西? 」 って、
西日本や九州の人に聞くと、即答できない人も少なくないし、

「 岡山と広島 どっちが西? 」って関東の人に聞いても
やっぱり即答できない人が少なからず・・・。

親戚がいたり、仕事の関係があったりしない限り、
TVの天気予報に出てくる範囲ぐらいしかイメージできないのが普通。

これぐらいが 【 一般的な認識 】 じゃないかと思っています。


●全国区を意識して・・・

しばらく前の話ですが、某英会話教室のN○VAが問題を起こした際、TVニュースで
同社創業の地である心斎橋の学校前から生中継をしていました。
その時、TVアナウンサーが最初に話したことを聞いて、「さすがTVだ」と思いました。

実は、
生中継のアナウンサーが最初に話したこととは、

「 ここは大阪でも有数の繁華街、心斎橋にあるN○VAの教室前です。 」

だったのですが、
この重要性、おわかり頂けるでしょうか。

“心斎橋“は、かなり有名な地名です。少なくとも近畿にお住まいの方であれば、まず知らない人はいないでしょうし、また、老舗の百貨店なども少なくなく、”心斎橋”を題材にした歌も数多くありますので「 全国的にも知られている地名 」だと思います。

従って、
“心斎橋の教室前です”とだけ言えば、【 ほとんどの人 】が
どの様な場所であるのかを想像できるにもかかわらず、

そのTVニュースのアナウンサーは、生中継の一番最初に、

【 ここは 大阪でも有数の繁華街 】という言葉を入れたのです。

これこそが、

【 全国区を意識した表現 】だと思いませんか。

このニュース中継は、全国に報道されるものであり、
“心斎橋” が どの様なところであるかを “知らない”地域の視聴者が非常に多く存在することを 明確に意識していたからこそ、「 ここは 大阪でも有数の繁華街 」という
センテンスが付け加えられたはずです。


●HP上の表現 :たとえば 会社案内ページ 

数年前、「クリック&モルタル」という言葉が流行ったことがあります。
要は 【 ネットと実店舗の相乗効果 】 ということですが・・・、

ところで・・・・

  A・ 阪神電車 野田阪神駅前 野田新橋筋商店街中央
  B・ ←いわき駅−当店−国道6号→
  C・ ←臼杵方面=国道10号=佐伯方面→
  D・ 長岡駅徒歩5分
  E・ JR浜田駅より徒歩4分
  F・ 鶴岡市役所前
  G・ 京急川崎駅

上記は、半径100kmぐらいにしか通じない、
とても 全国区とは言えない、【 狭小視点の表現 】の例です。

危険度 ”高” の私ぐらいしか分からない表現だと思いますがいかがでしょうか。(笑)

一方、これらは全て、「地元の人ならば ほぼ絶対に分かる」表現であり、

 【 日常的にお付き合いしている人々の 殆ど全て 】に通じる表現であるために、

 【 感覚が麻痺してしまっていて、】

日本国中全ての人々 に通じる表現だと勘違いしているということです。

ここに大きなワナがあり、いわゆる「専門バカ」的な表現になってしまっているのです。


●HPは全国区

あたりまえの話ですが、HPは全国、いや、場合によっては外国の方々までもが
見ているメディアです。

これを意識して表現するならば、
例えば地図や会社案内に使う文章は、

上記Aならば、

  「阪神電車梅田駅(梅田駅:JR大阪駅近接)より2駅(4分)野田阪神駅前」 

上記Dならば、

  「東京駅から上越新幹線で約100分 JR長岡駅 徒歩5分」

という様な表現にならないでしょうか。
これならば、お客様が“行き方をイメージできる”と思うのです。

今回は 地名の記載を例にお話しましたが、実は地名に限らず、
商用サイトのなかで使われている文章には

 【 日常的にお付き合いしている人々の 殆ど全て に通じるために、

   感覚が麻痺してしまっている 説明不足の表現 】が大変多く見受けられます。

そして、まるで、初心者の頃のパソコンマニュアルのごとく、
“知らない人には 全くわからない”サイトになってしまうのです。

プロの制作者を目指すなら、
HPは全国区、初心者からヘビーユーザー、若者からお年寄り etc.まで、
幅広くお客様を想定して、分かりやすい表現をこころがけましょう。

P.S. 職場に“初めて配属された時”に “自分が先輩などに質問したコト”などは
   大きな改善のヒントになるかも知れませんねっ。♪
 

]]>
https://webtant.net/641/feed 0
現場に学ぶ https://webtant.net/503 https://webtant.net/503#comments Mon, 01 Oct 2007 06:37:18 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=503 ●仕事をクリエイト

突然ですが、
“クリエイト”とは何ぞや? と、突き詰めて考えてみたことがありますか?

あくまで私個人としての解釈ですが、
クリエイトとは、表現すること=具現化すること ではないかと思っています。

そして、
クリエイトをする、具現化する対象が「大きく2つに分けられる」と思います。

1つは、「無から生み出す全くのクリエイト」であり、
もう1つは、「既に存在している形の無いもの」を具現化することではないでしょうか。

ちょっと難しすぎたかな?(笑)

たとえば、

何の前提もなく思いつくままに描いた絵や、物語、音楽などが、
「無から生み出す全くのクリエイト」であるとすれば、、

「すでに存在している形の無いもの」を具現化すること とは、

・家族の団欒や、趣味に興じる憩いの空間 を土地の上にデザインしたり、
・技術が売り物の企業イメージ をロゴにしたり、
・富士山の風景 を題材に作曲したり、

この様なことを言うのではないかと思います。
「ある対象」を題材にして、これを元に具現化しているのです。

●プロとしてのクリエイター

もしも、あなたが作曲家だったとして、
「秋の富士山の風景を題材にして作曲してほしい」という依頼を受けたとしたら、
まずは富士山に行って、

【 実際の風景を 】 【 自分の目で見る 】ことから始めるのではないでしょうか。

もちろん、富士山の写真などはいくらでも容易に手に入れることができますし、
富士山に登った経験がある人もいると思いますが、これらを元にして作曲してしまう人はいないでしょう。

プロであるならば(稀代の天才を除いて、)
改めて「題材」を良く見ることから始めるはずです。

また、売れっ子のクリエイターになるは、どちらかと言えば、全くの無から何かを生み出すよりも、
「お題」をいかに具現化するかというスキルが要求されるのではないでしょうか。

WEBデザイナーという仕事も、大変クリエイティブな業務です。
やはり「お題」をどれだけ真剣に観察しているかが、
売れっ子のWEBデザイナーになる秘訣だと思います。

●WEBデザイナーの「題材」とは?

プロは「流れ」を見る。 シロウトは「商品」をだけを見る。

これは私がよく使う言葉なのですが、
スキルの高いWEBデザイナーは、「商品」だけではなく

【 仕事の流れ そのもの 】を「お題」として把握する力をもっています。

具体的な例を挙げましょう。
“法人向け”のある商品を売っていたネットショップの事例です。

ショップへのユニークユーザー数(来訪者)は結構多かったのですが、なかなか受注に結びついていませんでした。

そこで、「 仕事の流れ そのもの 」をお題とすべく、営業マンがその商品をどの様に販売しているかを、
【 初心に戻って 】ヒアリングしたのです。

すると、“法人向け”の販売は、

・商品の問い合わせがあった後、
・見積書を送り、
・数日後に電話をする

というステップを踏むということが分かりました。

そこで、この「仕事の流れ」をサイトに反映すべく、
ショッピングカートの機能を応用して、見積書作成フォームをHPに載せたのです。

そして、見積書作成フォームに入力されたお客様のメールアドレスに、数日後にメールをすることにしました。

これだけで、ネットショップへの来訪者数は全く増えていないにも関わらず、売上は急増しました。

もう1つだけ例を挙げますね。

売上が伸び悩んでいたネットショップなのですが、初心に戻るべく、
まずは実際の店舗での【 ウォッチング 】から始めたWEBデザイナーがいたのですが、
半日ほどウォッチしていたところ、

お客様は商品を選ぶ際に、

「まずはカラーで商品を選んでから、その次にサイズで選ぶ人が多い」

という【 流れ 】に気がつきました。

結果はもうお分かりですね。
ネットショップ上でも まずカラーで商品を選ぶことができる様にしたところ、
やはり来訪者は全く増加していないのにも関わらず、売上が伸びたのです。

プロのWEBデザイナーに期待されることとは、

「現場」に必ず出向いて、「ヒアリング」と「ウォッチング」を充分に行い、
そのお店や会社が 「既に持っている 形のないもの」を、お題としてとらえ、
これを いかに上手にHPに具現化できるか?

であると思います。PCの前に座っているだけではダメ。
WEBデザイナーのスキルを高めるためにも、是非「現場」で学びましょう。♪

]]>
https://webtant.net/503/feed 0
強烈なコミュニケーションコンテンツ https://webtant.net/432 https://webtant.net/432#comments Tue, 31 Jul 2007 10:15:29 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=432 ●言語外のコミュニケーション

顔色をみる 顔が広い 顔を汚す 顔を出す・・・etc.

“顔”という単語が含まれる「例え言葉」も数々ありますが、
これらの「例え言葉」の多くに共通している、ある概念に気がつくことがあります。

“顔”という単語が含まれている例え言葉には、
「人と人とのコミュニケーション」の “状態”や“方法”を意味する言葉が大変多いと思いませんか。

コミュニケーションの全体量の中で、
「言語」でのコミュニケーションが占める割合と、「言語外」でのコミュニケーションが占める割合を
比較した場合、実は圧倒的に「言語外」でのコミュニケーション量の方が多いそうですが、
この「言語外」でのコミュニケーションの中でも、特に 「顔の表情」 を通じてのコミュニケーションは、相当量を占めるそうです。

人間は 社会的動物 と言われますが、

「ほとんど本能的」に、
「初めて会った その瞬間」に、
「会話を始める前」に、

まずは、相手の 
【  表情  】 と、 【  風体  】から、 【  感覚的  】に、

敵か味方か 信用できるかできないか 目上か目下か etc.・・・・・ などなどを
【  読み取った上  】で、
この読み取ったものを 【  前提にして  】 話し始めたり、聞き始めたりするのです。

なんだ? ネットショップの話と全然カンケイ無いじゃないか? 
と 思う読者の方もいらっしゃるかと思いますが、 実は、この話は 関係ないどころか
「売上に強烈に影響を与える」要素の1つなのです。

●強烈なコミュニケーションコンテンツ

多くのネットショップには、店長の写真というコンテンツがありますが、このコンテンツが売上に与える影響をご存知でしょうか。

「店長の写真」は、ほんの少し変えただけでも購買率に大きな影響を与えるコンテンツなのです。

というのは、
「ページ閲覧者のほとんど」が、「ほぼ本能的に」 このコンテンツを見て、
その「表情」や、「風体」から、
信用できるかできないか、 ・・・・ (その人が作ったものは)美味しそうかどうか、素敵そうかどうか、・・・・ までを
【 判断してしまう 】 からです。

どれだけの影響を与えるかと言えば、写真そのものは全く同じでも、「画像の大きさ」を1〜2割程度変えただけでも、サイト全体の購買率に影響が現れるぐらいのキーコンテンツであり、
商品が美味しそうかどうか、素敵そうかどうか、までを 
【 お客様に判断させてしまうだけの 】 【 膨大な量の“発信” 】をしているコンテンツだということを是非覚えておいて下さい。

ちなみに、
店長の写真 というコンテンツが購買率に与える “影響” ですが、いつでも良い影響を与えるとは限りません。今までに筆者が見てきた事例では、

 ・店長の写真を大きくしただけで、購買率が上がった。
 ・こだわりがありそうな、強烈なガンコオヤジ風にしたら購買率が上がった。
 ・こだわりの職人 系の写真を止めて、 大きな笑顔 系にしたら購買率が上がった。

などなど様々ですが、

 ・店長の写真を大きくしたら購買率が下がった。

⇒そして 写真を “削除” したら、購買率がかなり上がった。
という例もあります。(苦笑)

●コミュニケーションコンテンツを 上手に活かすコツとは?

この、「店長の写真」 というコンテンツを活かすポイントを理論的に説明します。

1) お客様が期待している 風体 と 表情であるかどうか?

とっても可愛い アクセサリーショップ の店長の写真が、ex.角刈りで筋肉質の男性。無表情。 であったなら、購買率が落ちるのはご理解頂けるかと思いますが、なぜ購買率が落ちるかと言えば、 「アクセサリーショップの店長には見えない」からです。ばかばかしい様ですが、ここが大変重要なポイントです。

たとえば、お客様が期待している写真とは、

・魚屋さんなら、長靴をはいて、ゴムのエプロンをつけていて “欲しい” し、
・お気軽にご相談下さい というセールスコンセプトを持った 弁護士さんなら、
多少カジュアル感のある服装か、あるいは、やわらかい笑顔でありながらも堅めのスーツ

というところではないでしょうか。

2)お客様の 「商品に対する心理的な投影」(想い入れ)を阻害していないかどうか?

美人すぎる女性や、イケメンすぎる男性の写真は、実は購買率に悪い影響を与えている場合
があります。 

たとえば、「店長さんは(美人だから)似合うかも知れないけど、私には無理かな・・・」などの
イメージを与えてしまう様なケースです。また、“既に”非常に均整の取れたスタイルの男性が、ダイエット食品を販売しているなども同様ですが、お客様が商品に対して、心理的な投影が
できる様に、美人やイケメンが多少崩れるぐらいの屈託のない笑顔 や、あるいは横顔や
モノクロ写真などにアレンジするなどの方法があります。

実は、思いの他、このケースに該当するサイトが少なくありません。超こだわりの料理人が売っている食材なども、「私には無理かな・・・」と思わせてしまうのはご理解頂けると思います。
この観点で、是非一度チェックをしてみてください。

3)対象となるお客様の層(ジャンル)を 狭めていないかどうか?

アマゾンや、アスクルなどの大手サイトのほとんどには、ヒューマンセキュリティーの問題は別にしても、店長の写真を載せていないことはご存知かと思います。

「全ての人」に好かれている芸能人はいない のと同様に、
たぶん経験測からであろうとは思いますが、人の顔 という強烈なコンテンツを載せてしまうと、 サイトや商品に 「良くも悪くも “色“ がついてしまい」、

その ”色“ に対して、ごく一部であっても 「好感を持てないお客様」が 「必ず出てくる」ことを知っているからだと思います。手法としては、お客様から好かれるよりも、嫌われないことを選択したと言えるかも知れません。但し、有名サイトだからこそ選択できる手法でもあるでしょう。

誰でも知っている有名サイトでない限りは、まずは一部のお客様だけでも好かれる方を選択すべきであり、店長の写真を是非活用して頂きたいのですが、こだわり度やマニア度が高すぎる様に見える顔写真などは、お客様の層を狭めてしまうことがあります。

これらのポイントに留意しながら、キーコンテツの1つである店長の写真を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

なお、右側の私の顔写真も、(数年前ですが、)近所の写真屋さんで撮影してもらった次第です。顔写真だけは、プロに撮ってもらった方がいいかも知れませんね。運転免許やパスポートの写真以上に気をつかって欲しいと思います。(^o^)v

]]>
https://webtant.net/432/feed 0
8〜10年前のネットショップのノウハウ本が今… https://webtant.net/398 https://webtant.net/398#comments Tue, 03 Jul 2007 10:37:10 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=398   突然ですが、
  皆さんは、いつごろからネットショップ業界に入りましたか?
  
  2年前? 5年前? それとも・・・

   Tシャツのeasyさん や、 傘の心斎橋みや竹さんは、

   http://easy.ne.jp      http://kasaya.com 

  ”最古参”のネットショップさんに数えられるかと思います。

  たとえば、
  easyさんは1997年から ネットショップをされていますが、

  当時はまだ、
  インターネットと、パソコン通信(知ってる?)の区別が
  よく分からなかったぐらいの時代で、

  ネットの回線だって、アナログの電話回線からモデムを
  通じて、MAXで 28.8kbps 
   (ちなみに1Mbpsの35分の1の速度)
  というのが普通でした。
 
  英語も良くわからないのに アメリカのサイトを探しまくって、
  めぼしき【 画像 】を  ダウンロードするためだけに、
  じ〜っと待つこと 【 5〜10分。 】

  ナローバンドは 忍耐 忍耐 忍耐です。

  で、オネエサンの画像が水着を着てたりして、
   「電話代返せっ(泣) ワタシの貴重な時間を返せっ(泣)」
  そんな時代でありました。

  ちなみに アダルトサイトがあったからこそ
  「インターネットは ここまで普及した」 と言えるぐらい
  その存在意義は大変大きく、

  現在ネット先進国と言われる韓国では、 当時 非公式の形ではありますが、
  ”政府” が アダルトサイトを支援していたぐらい なのですが。
  
— — — — — — — — — — — — — — — — — — —
 ▼1997年

  1997年頃が、どの様な時代かというと、
  ヤフージャパンができたのが1997年。

  もちろん、設立されたばかりで  その後 数年間ぐらいは
   ▼「検索エンジンなんて 誰も知らなかった」 状態。

  従って、検索エンジンは無いに等しい状況であり、
  当時は、ヤフーに登録されていたサイト数も
  それほど多くなかったでしょうから、

  仮に 検索目当てでヤフーを見に行く人がいても、
  実質上、検索エンジンとしては使えない状況であったであろうと思います。
 
  楽天ができたのも1997年。サービス開始は同年5月。

  これも当時のヤフー同様に、その後 数年間ぐらいは 
  「ショッピングモールなんて 誰も知らなかった」状態。
  でしょう。

  三木谷社長本人が営業で駈けずりまわっていた時代。

  現在に比べれば、店舗数も相当に少なく、
  当然ながら商品点数も少なく、お客様もそれほど多くない時代。
  “モール”として機能していたとは言いがたい状況であったと思います。

  ところで、
   「検索エンジンも ショッピングモール」も
      
     【【【 無かった 時代 】】】
 

  そして、商品画像を見るためには PCの前で、
    
     【【【 数分 待たなければならなかった時代 】】】

  どうやって ネットショップ で売上を立てていたと思いますか。

  集客の方は、
   ひたすら ひたすら 「リンクのお願い」 と、
   徹底的な受注フォローによる、「リピーター化」と、
   そして 「クチコミ」

  言ってみれば、商売の王道、 でもあったわけですが、
  これ以外に道はなかった時代でもあるわけです。
— — — — — — — — — — — — — — — — — — —
 ▼当時のノウハウ

  ナローバンドの時代は、
  HPの画像が全く見えない状態でも、
  「何のショップなのか 分かる様にしておく」
のが必須でした。

  HP上の画像が表示されるのは時間がかかったケド、
  テキストは 比較的早く表示されたからですが、
  このテキスト=文章 で お客さんの興味を惹きつけて、
  画像が見えるまでの時間を 

   【 耐えて頂く! 】  というシクミです。

  一方、メタ部やBODY冒頭にスタイルシート的なソースを入れたり、
  アクセスログ用のスクリプトなどを入れるのは、
  SEO的な見地から あまりお勧めできません、

  あくまでHTML上のテキストワーク=キャッチコピーなどで
  お客様を惹きつけるという趣旨なのですが。

  また、当時は、 【 できるだけ短い時間で 】
  HPが表示されるようにするために、

  軽い(ファイルサイズが小さい)HP、軽い画像であるのが必須で、
  HTMLファイル&画像の重さを確認しておくのが  
  ある意味で生命線とも言われてました。

 (参考)サイトの重さチェック http://www.wjcom.jp/_jigyou_web29.html

  さて、そろそろ・・・

  「なぜ、いまさらながら こんな話をしているのか?」

  という理由をお話しますね。

  最新情報:
  2007年6月に こんな携帯電話が発売されました。
  http://www.sharp.co.jp/products/sb811sh/text/vga.html
   (↑ 地球儀の下の 画像参照)  

  簡単に言うと、携帯電話の画面で

   【【【 15インチのPCと同じブラウザサイズ 】】】

   (1024x768)で HPが見られてしまうのです。

  また、こんなのも今月7月に発売されるそうです。
  http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/011sh/index.html
  (携帯にキーボードが付いている・・・)

  http://www.docomo.biz/html/product/htcz/
  (キーボードだけでなく、公衆無線LANでネットに接続可)
— — — — — — — — — — — — — — — — — — —
 ▼携帯電話 対応

  15インチのPCと同じブラウザサイズで見られても、
  携帯電話の 【 ナローバンド通信 】経由だったり、

  仮に 無線LAN で接続ができても、 
  サイトを見るのは、携帯の 【 極小画面 】。

  数千万人の携帯ユーザーが、
  「 本格的に 」PCのネットショップに 
  なだれ込んで来そうな予感がしています。

  
  でも、その果実を受け取ることができるのは、
  極小画面 & ナローバンド に対応した
  ショップだけような気がしています。

  ブロードバンドに慣れすぎてしまった現在のネットショップ業界にとって、
  最大のリスクと そしてチャンスが訪れているのではないでしょうか。

  そんなワケで、コンサルタントの 笹本としては

   【【【 8〜10年前の ネットショップのノウハウ本を 読み返しまくっている 】】】 次第。

  アマゾンや楽天ブックスなどで、
  「ネット通販」や「オンラインショップ」などで探して、
  
  2003年ぐらいまでに出版された本を読んでみるのも宜しいかと思います。

]]>
https://webtant.net/398/feed 0
●いつものごとく、期待通りに https://webtant.net/306 https://webtant.net/306#comments Tue, 01 May 2007 11:18:11 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=306 庄屋の娘:「お、お代官様・・・お許しを・・・」
悪代官 :「ウぉホッホッ。もう逃げられぬぞ。」
庄屋の娘:「キャァーだれか助けてぇ!」
悪代官 :「わめいても無駄じゃ。だれも助けにこぬわっ。観念せいっ」

まさにこの時、
“水戸黄門”なら、助さん角さんが颯爽と登場・・・
“必殺仕事人”なら、娘さんは悲しくも悪代官に斬られてしまって、
娘の妹に「仕事」を依頼された八丁堀の中村主水が登場・・・
“Vシネマ”なら、・・・(割愛♪)

番組開始後、約42分ぐらい経つと、
まってましたっ! とばかりに登場し、

そして、助さん角さんや中村主水は
「いつものごとく、期待通りに」必ず悪代官をやっつけるのであります。

トレンディードラマの魅力が、これからどうなるのか「分からない、」
ハラハラ ドキドキの面白さだとすれば、
時代劇の面白さとは、
「いつものごとく、期待通りに」ストーリーが進む安心感
ではないでしょうか。

実は、
この、「いつものごとく、期待通りに」 というのが、ネットショップの購買率にも
とっても大きな影響を与えています。

たとえば、
 「ページ左上のロゴをクリックするとTOPページに行ける」
 「商品カテゴリーへのリンクなど、ナビゲーションは左端」
 「買い物カゴのボタンは銀色」
 「激安 と言ったら、真っ赤か+真っ黄き」
 などなど、
ネットショップには、「多くのユーザーが期待している」不文律とも言うべき慣例があります。
ちなみに、これらの慣例は、多くのショップが採用している というだけの話であり、
論理的な意味での操作性などとは背反するものもあるのですが、
(ex.リンクナビゲーションなどはマウスの操作性から見ても、
 論理的には右側にあった方がいいはずで、海外のサイトなどでは
 右側ナビも少なくないのですが。)

売れるショップを創りたいのであれば、

  “慣例”の範囲を外れないものであること
 =ユーザーが期待している所に 期待しているモノがあること

“まずは、”この点を充分に意識してサイトデザインを考えるべきだと思います。

数多くの例外も存在することを承知の上で申し上げますが、
数々のコンサルティングの経験測からいうと、
デザイン力に自信がある人ほど、

 【 お客さんをサイトの中で迷子にしてしまう 】傾向にある様です。

TOPページでのFlash使用などは顕著な例かもしれません。
デザインだけを考えればFlashを使うのも悪くはないのですが、プラグインを要する上に、ブラウザのセキュリティーが高ければ、全く何も表示されないこととなります。
仮に、各ページへのリンクがFlashの中にだけしかない場合には、
下層階のページを見ることさえできない状態になるのです。

でも、一番問題なのは、Flashの映像を最後まで見ないと「何も分からない」という点です。
そして、大多数の人が「Flashの映像を最後まで見ない」傾向にあります。
「このショップに買おうとしている商品がありそうかどうか?」などを含め、そのサイトを見る価値があるか否かの判断は、ほんの一瞬:約0.2秒程度で行われますが、
たとえば、10枚のスライドショウで構成されている10秒のフラッシュ映像の内容は、最初の1枚分のコンテンツしか 【 大多数のユーザーには伝わらない 】のです。

あるユーザーが求めている商品やコンテンツが、スライドショーのex.5枚目にあったとしても、【 大多数のユーザー 】は、最後まで見ずに

  このサイトには、「私が求めるモノがなさそうだ」

と判断して、検索結果に出てきた他のサイトに行ってしまうということです。

これはコンサルティングの実例ですが、
スライドショウ的に4種類の商品を見せていたフラッシュ画像を、4種の商品の存在を一度に確認できる 「いつもの」静止画像にしただけで購買率が格段に向上して、
月商60万円程度が150万円程度になったほどの影響があるのです。

その静止画像の中で、「期待していた」商品が 存在していることを確認できたという
ところが購買率を向上させた要因です。
ちなみにこれは、「どの程度の割合の人が、商品の存在を確認できたか」という確率論ですから、仮に 元々 月商が600万円のショップなら1500万円に伸びたと推測できるわけですし、逆に言えばFlashを使っていた時には、
90万円分=6割ものお客様を取りこぼしていたと言うこともできるでしょう。

FLASHなどの動画は、デザイン面では効果的で大変強い訴求力を持ちますが、
次に何がでてくるかが分からないトレンディードラマの様なものかもしれません。
視聴率の面では、時代劇はトレンディードラマに勝つことがなかなか難しい様ですが、
一方で、「再放送」では圧倒的に強いのが時代劇。
昔 見たことがあって、ストーリーを覚えていてさえも、楽しさはあまり変わりません。
いや、ストーリーが 見え見えで「期待どおり」だからこそ、見ている人にその楽しさが伝わるのではないでしょうか。

「いつものごとく 期待どおりに」

購買率向上の秘訣の1つです。改めてチェックしてみて下さいねっ。

]]>
https://webtant.net/306/feed 0
●集客増と売上増 〜 コンバージョンレート https://webtant.net/114 https://webtant.net/114#comments Mon, 19 Mar 2007 09:04:46 +0000 http://wtt.hisayan.com/?p=114 かなり頻繁にSEMに関する講座の講師を勤めさせて頂いているためか、
集客を増やすテクニックのコンサルタントと思っている方も少なくない様で、

「どうしたらもっとサイトへの来訪者を増やせますか?」

というご質問を頂くことが多いのですが、その時にはいつも、

「サイトへの来訪者数(ユニークユーザー数)が全く増えなくても、
売上は伸ばせます。」

と答えています。

私の過去のコンサルティング案件で言うと、

来訪者数は「以前と同じで」売上が4.2倍になった例が最高ですが、

数割程度の売上向上であれば数えきれないぐらいの実績があります。

もちろん、元々、数百万円〜数千万円の月商規模がある
ショップの事例としてです。

この手法を“ミラクル”と称される方も少なくないのですが、
私自身は全くの誤りだと思っています。

この手法は、かなり論理的であり、
各種のデータの裏づけを元にしたコンサルティング手法であり、
かつ、畑の草むしりの様な、「小さな改善の積み重ね」で
売上向上を達成しているもので、
“ミラクル”(奇跡)とは程遠いものです。

ただ、いくつかの「小さな改善」については、
その作業が比較的短期間で完了できるケースがあります。
その結果、売上も短期間で伸びたということに過ぎないのです。

コンサルタントという仕事柄、
様々な売上向上策を持っていますが、
その中でも一番重要視しているのが、

【 購買率を向上させる 】ための基礎的なサイトのブラッシュアップです。

実はこれが「来訪者が増えなくても売上が伸びる」
最大の秘訣になっています。

実際の話、私が全国各地で行っているネットショップの
連続講座(:おおよそ全30〜40時間程度)の中では、
SEM(=集客増)に関する講義に使う時間は、
ざっと全体の1/5程度に過ぎず、SEOの話に至っては、
たぶん20分程度しか話をしていないと思います。
「あとは レジュメ読んでね」というぐらいの触れ方です。
それでも 売上は間違いなく伸びる のです。

●コンバージョンレート

ネットショップだけでなく製造業やサービス業のサイトを含め、
一番重要な指標は、コンバージョンレート(購買率)です。

コンバージョンレートの算出方法にもいろいろありますが、
ここで言うコンバージョンレートとは、 

受注件数÷来訪者数=購買率 
(:コンバージョンレート=来訪者の受注転換率の意) 

のことです。
ちょっと考えて頂きたいのですが、

 A・購買率0.5% 
:1千人の来訪者に対し、受注5件 の状態
 B・購買率1.5%
   :1千人の来訪者に対し、受注15件 の状態

AとB、2つの状態で、「1千人の集客」を行った場合、
どちらがお得でしょうか?

当然ながら、Bの方が「3倍お得!」ということになるわけですが、
この「1千人の集客」というのが、

 ・googleアドワーズ広告やOVERTUREスポンサードサーチ広告の
1000クリックだったり、
 ・多くの時間と労力を費やして作ったメルマガだったり、
 ・モールの広告だったり

いずれにしても 【 コスト 】がかかっているはずです。

もちろんクチコミやSEOなどの効果でサイトに来訪される人もいますが、
これを無料の集客と捉えることは大きな誤りかもしれません。
これらはネットショップの「資産」とも言うべきもので、
この資産が来訪者を連れてきているに過ぎないのです。
従って、コスト と同様に考えるべきではないでしょうか。

購買率を高めるということは、
その資産価値を増加させるということでもありますが、
代々受け継がれてきた 「ある程度の資産」があるのをいいことに、
安穏としているショップさんも少なくないのでは?

●コンバージョンレートという 商いの本質論

コンバージョンレート0.5%が0.6%に向上した場合、
(ex.来訪者2千人に対して受注件数が10件だったのが12件
になるわけですから)訪問者数が同じでも売上は2割増加します。

 この「売上2割」の大きな差は、

 来訪者1000人の中で  

【 たった1人、買っていただけたかどうか? 】 の違いです。

 つまり、1000人の中に1人いるかどうか? 
ぐらいの確率で発生する、お客様の大変小さな疑問、質問、あるいは不安などに
対して、サイト上でケアできているか否か?という心遣いの差が、何割も何倍もの売上の違いとなってくるのです。

この手の細かいケア=コンバージョンレート向上の秘訣について、
例を挙げますね。

◆午後17時45分。ある公務員のお客様が電話注文しようと思ったが、
「もう終業時間だろうなぁ」
と思って電話をかけるのを止めた。
 この場合、
もしも、ショップの連絡先欄などで 「営業時間:10:00〜18:00」の記載という、小さなケアがあれば受注できたはずですし、

◆詐欺などのニュースもあったし、ネットショッピングってやっぱり不安・・・ 買おうかどうか迷って
いるネットショッピング初心者のお客様に対して、商品代金引換 「お宅に商品が到着した時に代金を頂くので安心です。宅配便のドライバーに代金をお支払い下さい。」
という、ちょっとしたテキスト=お客様への心遣い があれば、やはり受注できたのではないでしょうか。

商品自体に対する質問疑問などを含め、お客様の立場に立って

   【 1000人に1人のための 小さな小さな心遣い 】   

が できているかどうか?
 
商いの本質は、リアルもネットも同じです。
プロのネットショップ制作者を目指すなら、
是非この視点を養ってくださいねっ。(^^)v

]]>
https://webtant.net/114/feed 0