IT・Web業界で働く人は、スキルを身に付けるためにいろいろな会社を転々としたり、フリーランスをしている期間があったりと職務経歴書が複雑になりがちですね。
タイミングよく職場を移れているケースばかりではなく、離職期間の書き方に悩む人も多いです。
採用する側も離職期間に応募者が何をしていたのかは気になるところですが、何も書かれていないと不信感を与えてしまいますし、事細かに書きすぎてかえって誤解を招いたり、職務経歴書自体が長くなりすぎるのも考えものです。
この記事では、登録者の方からいただくよくあるご相談を元に、離職期間の書き方のコツをまとめました。
目次
離職期間がある場合は職務経歴書にどう書けばよいか
経歴の中に離職期間がある場合、空白期間の有無自体で合否が決まるという事は少ないものの、やはり6カ月以上の長期の離職期間はどうしてもマイナスイメージです。
応募者がどのような人物か知るためにも、離職期間中に何をしていたのかは採用担当者も気になるポイント。そのため、時系列を飛ばして不記載のままとするのはあまり印象が良いとは言えません。
だからといって、一番してはならないことは離職期間をごまかしてウソの経歴を作ってしまう事。最悪の場合は経歴詐称となり内定取り消しとなる場合も。
なるべく経歴が時系列でつながるように事実を丁寧に記入することで、採用担当者に誠実な印象を与えられます。
まずは、離職期間の基本的な書き方をご紹介します。
備考欄にまとめて簡潔に記入する
例えば、3カ月以内の短期間であり、かつ転職活動中など特に自己PRにつながるような説明すべき理由が無い場合や、家庭の事情など、また直近の短期離職期間の場合は末尾の備考欄にまとめて簡潔に記入します。
備考を確認すれば職歴上の空白期間がつながるよう、時期もあわせて記入しておきましょう。
例)
備考
●●年●月~●●年●月 会社都合での退職後、転職活動
職歴の間に記入する
職歴の間に実際の離職期間の欄を設けて記載する方法もあります。
離職期間中に、留学や技術を学ぶための勉強、フリーランスとして活動をしプロジェクトに参画していた場合など、企業に所属はしていないが応募する求人にとって自己PRとなる場合は、期間と内容の項目を設けて、活動内容を細かく記入します。
職歴と離職期間の前後のつながりの中で、役に立つ活動を行っている場合に自己PRとして表現しやすい書き方です。
アルバイト経験は職務経歴書に書くべき?
記入の仕方でよく悩むポイントの一つ、アルバイトをしていた期間について事例や書き方をご紹介します。
アルバイト経験を書いても良い場合
正社員の後にアルバイトとして働きその期間が長い場合で、そのアルバイトを通じて応募企業で活かせる能力を身に着けた場合は自己PRの一環としてきちんと記入しましょう。
どのような内容の業務に従事し、得た能力は何か?自分があげた成果や実績、工夫した点などを具体的な数値と共に書くことで強みになります。
また、現段階で派遣社員やアルバイトの職歴のみの場合も漏れなく記入します。
アルバイト経験を書かない方が良い場合
正社員から正社員への応募を希望している場合で、応募企業へ活かせる経験にならない場合。3カ月以内など短期間であれば転職活動期間中として説明がつくため、あえてアルバイト職歴として埋める必要はありません。
職務経歴書に退職理由は必要?
退職理由はどこまで書けばよいか?書く場合はボリュームはどの程度で書くのか?表現の仕方も悩むポイントですね。正直なところ、理由や状況によってケースバイケースです。
退職理由を書くべきではない場合
人間関係のトラブル、職場への不満など、ネガティブな印象を与える退職理由はそのままを具体的に書く必要はありません。
一身上の都合により退職とするなど簡潔に表現しましょう。
また、一見するとネガティブな理由であったとしても、弊社に登録いただいた方に対し、プロのキャリアアドバイザーがヒアリングすることで違った見え方になるケースもあります。
本質的には能力を向上させたいという理由が不満につながっているなど、第三者目線ではポジティブ要素を分析することができる場合もありますので、表現に迷ったら書き方や面接での説明の仕方をぜひご相談ください。
退職理由を書いた方が良い場合
独立するためや、能力のステップアップのためなど、ポジティブな理由による退職であれば、自己PRにもなりますので1行程度で退職理由を添えてください。
職務経歴書の離職期間について、どのように記入したらよいかイメージができましたでしょうか?記事をご参考いただき、隙の無い職務経歴書に仕上げてくださいね!
それでもこの書き方で良いか不安!!という方は、ぜひ弊社へご登録ください。
ご自身の状況や応募する職種・企業の特徴に合わせて、具体的な記載の仕方をアドバイスさせていただきます。