絵文字は、海外でも”Emoji”として日常生活に広く定着し、
今では言語や友人や世代を超え、テ キスト、ツィート、メールなどで
アイデアや感情を表現する方法として文化的現象となってい る。
ちなみに、iPhoneのカレンダーEmojiから、7月17日がWorld Emoji Dayと制定されている。
このWorld Emoji Dayに合わせて、AdobeはEmojiに関す るトレンドレポートを発表した。
アメリカの16歳から 73歳の各世代に渡り、Emojiを使用している1,000名を対 象とした調査から、
Emojiという新しいデジタル言語が 私たちの生活、人間関係、コミュニケーションに
どのように影響を与えているかがよくわかる。そのレポートから何点か紹介すると・・・。
Emojiを使う理由のトップ3は、次のようになっている。
1. 会話をより楽しいものにする: 62パーセント
2. 言語よりも自分の考えや感情ををより伝えやすい: 42パーセント
3. 言語に加えてEmojiを使うことにより、よりつながっている感じがする: 31パーセント
3. Emojiのほうが言語を入力するより早い: 31パーセント
お気に入りのEmojiとしては、単独で使う場合で も、
組み合わせて使う場合でも、笑い、愛情、 キスが最も多い。
Emojiが最も頻繁に使われているチャネルとして、次のグラフにあるとおり、
テキストメッセージが圧倒的に多く、次いでFacebookとなっている。
ところで、最近では、Emojiは個人的なコミュニケーションのみではなく、
仕事上でも使用されているようである。
61パーセントが仕事でも使用していると回答、
また、4パーセントとごくわずかではあるが、社外の相手に対しても使用されている。
仕事上でEmojiを使用することは、好 感度や信頼性にいい影響を与えると考える人が多いようである。
PizzaのEmojiをテキストメッセージで送信するだけで注文できるドミノピザや、
ディズニーの Emojiによる”As Told by Emoji”シリーズなど、Emojiを使うブランドは増加している。
ブランド からのEメールでは、サブジェクト内のEmojiは開封率にもいい影響を与えており、
58パーセン トはサブジェクト内にあるEmojiにてニュースレターを開封する可能性が高いとし、
お気に入りのEmojiが含まれている場合は64パーセントとさらに向上する。
今後は、自由に色を変更したりするなど、Emojiのカスタマイズも容易になると思われる。
(イメージはWorld Emoji Dayのホームページおよびアドビレポートより抜粋、
グラフはアドビレポートのデータを元に作成、Eメールサブジェクトは筆者が受信したEメールより)