ウェブページにアクセスして、
突然音声入りの広告ビデオが流れて驚いたことのある方も少なくないと思う。
他に、ポップアップで広告が表示されたり、ソーシャルメディアのサイトで
自分が検索した内容のパーソナライズされた広告が表示されるなど、
下グラフからもわかるとおり、デジタル広告への投資は今後も増加し、
また広告全体に対する比率も上昇すると予測されている。
その一方、消費者の観点からするとこのような広告に不満を抱く人も多い。
ウェブページの表示とともに、突然音声がでたり、
少しの間とはいえページの大半を広告で占められたり、
またそれが頻繁に起きることから、広告をブロックしてしまうこともある。
より良い広告の標準策定をめざし、2017年に行われたデジタル広告に関する調査では、
デスクトップユーザーではポップアップ広告、音声付き動画の自動再生、
カウントダウン付きのプレスティシャル広告、大きなスティッキー広告等を好まない傾向が高い。
モバイルユーザーも、これらに加えて、広告密度が30パーセントを超えるページ、
フラッシュアニメーション、フルスクリーンスクロールオーバー広告等が好まれていない。
また、今年行われたインターネットユーザーが迷惑だと感じる広告の種類に関する調査でも、
次のグラフにあるように同様の結果がでている。中には、デジタル広告を迷惑だとは
感じていない人も調査全体の10パーセントいるが、総じて迷惑だと感じているようである。
音声とともに流れるビデオ広告は全体の3分の2から好まれていないが、
設定でミュートに変えることもできるので、
今一度自分のウェブブラウザーの設定を確認してみるのもいいかも知れません。