ピューリサーチセンターによる、アメリカ成人を対象とした
現在のソーシャルメディア/メッセージアプリの利用に関する調査によると、
プライバシー問題、フェイクニュース、ソーシャルメディアに関する
検閲等の問題があるにもかかわらず、FacebookやInstagramの利用は
この1年間で少々増加した。
その一方で、SnapchatやTwitterなど利用がさがっているものもある。
アメリカの成人の間で最も広く使用されているオンラインプラットフォームは
YouTubeとFacebookで、今年で創立15周年を迎えたFacebookは
1ポイント増加の69パーセントとなった。
ただ、ティーンエイジャーを対象とした別の調査によると、
ティーンエイジャーの間ではFacebookの利用は確実に減少し、
SnapchatとYoutubeが最も一般的なソーシャルメディアとなっている。
2018年1月の前回調査では、Facebookユーザーの中で
自分のスマートフォンからアプリを削除したり、しばらくの間プラットフォームへの
アクセスを中断したりするなど、サイトの利用を抑えるための措置を講じた人もおり、
2016年4月に行われた前々回の調査時から利用が横ばいであった。
Facebook以外では、InstagramとLinkedInの利用率が
この期間中にそれぞれ2ポイント増加した一方、
Pinterest、Snapchat、Twitterの利用率は前回より1-2ポイント減少している。
プラットフォームの年齢別利用では、年齢に関連して大きな違いが見られる。
動画や写真を中心としたInstagram、Snapchatは、18歳から29歳が
それぞれ67パーセント、62パーセントと若い世代の間で強い支持を得ている。
若い世代をさらに2つの年齢層に分けると、この2つのプラットフォームは
各年齢層で大きな違いがでており、
– Snapchat: 18歳から24歳 73パーセント、 25歳から29歳 47パーセント
– Instagram: 18歳から24歳 75パーセント、 25歳から29歳 57パーセント
となっており、より若い世代での利用が高い。
Facebookは、世代間でそれほど大きな違いはなく、
50歳から64歳で68パーセント、65歳以上でも半数近くが利用しており、
さまざまな年齢層で比較的一般的に利用されていると言える。