Amazonのプライムメンバーの年会費が
現在の99ドルから119ドルに値上がりするという発表がつい最近あった。
2005年に年間79ドルで開始されたプライムサービスは、
2014年に現行の99ドルに、そして今回は4年ぶり2度目の値上げとなる。
日本のプライム会員費用は年間3,900円なので、アメリカはかなり割高である。
プライムメンバーになることに対する考え方は個人で差があると思うが、
2営業日での無料配送、プライムビデオやプライム音楽の視聴等に加え、
Alexaデバイスでの注文、食料品や日用品のAmazon Prime Now、
IoTのAmazon Dashなど、Amazonの新しいサービスはプライム会員限定のものも多く、
それなりの効果はあると感じる。
プライム会員数は順調に伸びており、Amazonの収益に大きく貢献していると考えられる。
Amazonではプライム会員数を公表していないので、
各社で調査データをもとにその推測値を発表しているが、
Kantar Consultingの調査によると、アメリカ全世帯の45パーセントがプライム会員世帯で、
その総数は5,690万世帯となっている。また、会員数で見ると、
Statistaの統計では約9,000万会員となっている。
Amazonにとっては、このプライム会員費用からの収益が大きいばかりでなく、
次のように実際の購入額、Amazonサイトへのアクセス数、
購入頻度も非会員と比べてかなり高くなっている。
個人的に考えても、プライム会員ゆえ、他サイトでの購入を考えずに
Amazonで購入を頻繁に行なっている気がする。