デジタルネイティブの先端であるティーンエイジャーは、モバイルネイティブでもある。
フィーチャーフォンが市場から消えていき、親の携帯電話とともに若い世代でもスマートフォンが標準となり、さらに最初にスマートフォンを購入する年齢が低下している。
ティーンエイジャーの間では、今やスマートフォンはライフスタイルの中心となっている。
次のグラフは、アメリカのティーンエイジャーがスマートフォンなしでもどのくらい問題ないかという調査への回答結果を表したものだが、
まず始めに今では9割近くのティーンエイジャーがスマートフォンを所持していることがわかる。
また、全体の半数以上がスマートフォンなしで生活できる期間は1日以下となっており、いかにスマートフォンが日常のデジタル活動の中心に位置しているかがわかる。特にこの傾向は、女性で顕著に現れている。
スマートフォンなしで生活できると思う時間
ティーンエイジャーは、スマートフォンでストリーミングビデオを見たり、友人とのコミュニケーションを行うが、最も利用する機能の一つとしてカメラがある。
これはInstagramやSnapchatといったカメラ中心のプラットフォームがティーンエイジャーのソーシャルインタラクションの中心となっている現れと言えよう。
下表にあるように、19歳以上の年齢ではFacebookのアカウント所持率が他ソーシャルメディアに比べて高いが、13-18歳の年齢層のみInstagramとSnapchatのアカウント所持率が一番高く、InstagramやSnapchatを利用するためにカメラの利用率が高いのも理解できる。
以前は、SMSなどテキストメッセージの利用の多さが言われていたが、カメラ中心のプラットフォームの出現により、メッセージのやりとりもこれらアプリ内で写真を中心に行われている傾向が高い。