今回から、すこしずつ Javascript を踏まえながら、プログラムの世界へ進んで生きたいと思います。
まず、すごく簡単なことをやってみたいと思います。
「ボタンをクリックすると、メッセージが表示される」
です。
=================================== <form name="form1"> <input type="button" name="button1" value="ダイアログメッセージを表示する" onClick="javascript:alert('Hello, world!');"> </form name="form1"> ===================================
たったこれだけの、HTMLを用意してみましょう。
それが、こちらになります。
ボタンをクリックすると、「Hello World !!」と、表示されます。
ボタンをクリックすると、用意していたプログラムが動く。
このことを、「イベントドリブン」といいます。
イベントとは・・・「ボタンをクリックする」のこと。
ほかにも、イベントは、
・選択肢のなかからどれか選らんだり
・画面のどこかをダブルクリックしたり
・ページを表示したり(ページの表示か完了したり)
・タイマー設定をプログラムで行い、毎秒イベントを発生させたり
いろいろあります。
また徐々に紹介していきますね。
さて、今回の、「ボタンをクリックする」は、上記プログラムのなかの
onClick
に該当します。
そして、=(イコール)でつながれた右辺に、「クリックされたら実行したいプログラム」を記述します。
Javascript: ・・・これはジャバスクリプトです。の宣言。
alert()・・・ダイアログボックスを表示しなさい。の命令。
’Hello World !!’・・・alert命令に渡す、引数(ひきすう)。これを表示しなさいという意味。
です。
なんとなくですが、これからいろいろとでてきますので、
宣言:命令(引数)
この形も、覚えておいてくださいね。
そして、そのパーツ、ひとつ・ひとつ に意味があたえられているということを。
こういった形のことを、文法と読びます。
いやな思い出、よぎります。まるで英語の授業のようです。
SVが第一文型とか、SVOCだとか・・・グラマーの時間は大の苦手でした。意味がわからないし、楽しくないし・・・
このあたり、プログラミング「言語」というくらいだから、やっぱり文法が決められています。
宣言しておいて、命令を書いて、そこに引数という具体的な値を渡す。
それをコンピュータが理解して動かすための取り決めが「文法」といえるでしょう。
最後にちょっと、こぼればなし。
今回表示させたメッセージの、
’Hello, world!’
について。
直訳すると、
「こんにちは、世界」
となります。
んー、意味がわからないですね。
これって、昔から、初歩的なプログラムの例題でつかわれるメッセージの定番であり伝統なんです。
むりやり意訳すると
「こんにちは、プログラミングの世界」
といえるかも。
マイクテストの
「本日は晴天です」
も、とくに意味がありませんよね。そういう風に考えてください。
あ、こぼれ話ついでに・・・
「本日は晴天です」は、意味がないと書きましたが、実は、英訳に戻すと意味があったともいわれています。
英語だと、
「It’s fine today」となります。
こちらの場合だと、若干意味があり、
「t’s」「f」「d」などマイクでは拾いにくい発音が入っているので、テストにいいフレーズだったとか。
和訳して、意味がなくなってしまったようです(^^;