このコラムは、超世話好きお節介カメラマン・「目から鱗のデジカメセミナー講師」のヲバタが
自社の商品・サービスの「魅せ方」で、お悩みを持っておられる皆様に、お届けして参ります。
マニュアル撮影で、なんでイノベーションが起こせるのか。
先日デジカメセミナーに再び参加された方がおられました。
自己紹介で「前にマニュアルを教えて貰ったのですが未だにオートで撮影しています」と仰いました。
やっぱり「マニュアル撮影」は敷居が高いようです。
では、プロのカメラマンはマニュアルでしか撮らないかというと、NO!です。
オートってカメラに頼って、絞りとシャッタースピードを考えて貰って、
そのアドバイスに自分で「露出補正」をして、
自分の思うような写真を撮るって感じになるのではないでしょうか。
勿論、間違った使い方ではないですし、それで思い通りに撮れていれば問題はありません。
所で、本当に今ない「品」「サービス」を創造しようと思ったら
「過去から断絶した自由な発想(京セラ創業者稲盛和夫・談)」が求められます。
元々日本人は現状から飛躍した革新的なイノベーションは苦手だとされています。
なので、「人と同じ事をしない」とか「今までの事は横に置いて」という感覚や意識にならないと、
革新的なイノベーションは起こせないようです。
便利なオート撮影ですが、写真が「カメラ任せ」なので、
撮影結果はそんなに安定していません。
明るさや色合いなど映り具合がそのたびに違ったりするのです。
もし貴方が本気で「集客・売り上げ・リピート」に繋げるために
「どんな出来事」を「写真で魅せれば」よいかを真剣に考えて「感じて」イメージすればするほど、
カメラは貴方のその「意思」を読むことができないので、
全く思いの通りには写らなくなります。(なるはずです)
なので、モードダイアルを思い切って
オートから「マニュアル」に変えなければならなくなります。
つまりオートで気軽に撮っているウチは「イノベーションなんか起こせない思考」に
なっているかもしれないということです。(極論!!)
日本でも4年後くらいから「アクティブラーニング」が教育現場に導入されるようです。
そうしたら、「先生が予め用意した(皆と同じ)答えを探せる生徒」から
「現状から飛躍した革新的な考え・意見が堂々と言える」生徒=将来の人財が輩出されて、
革新的なイノベーションが苦手ではなくなっていくと思います。
けれども4年後からのスタートですから、
そういった人財が社会に出現するのは、更にもう少し先になります。
今からでも、私達が「革新的なイノベーション」が起こせるように、
写真撮影も是非「マニュアル撮影」にも挑んで頂いて、
皆さんの「品」「サービス」で人を魅了するには
「どんな写真・映像が必要なのか」を深く、深く考えてみて下さい。
マニュアル撮影が難しいとか、写真が上手いとか下手ということが大切なのでは無く、
人がやっていない事への挑戦を今すぐに「やるのか」「やらないのか」その一点に尽きます。
人のまねをしていても「革新的なイノベーション」は起こりませんから。