アマゾンフレッシュや大型スーパーマーケットなどのオンラインショップで
食材を購入して配達してもらうサービスは、
買い出しにでかけたり重いものを運ぶ必要もなく、それなりに便利である。
ただし、これらは消費者が単品商品を選び配達してもらうサービ
スであり、日々のメニューは自分で考えなければならない。
最近、あらかじめ数種類のメニューが用意され、その中から好きな料理を選び、
メニュー通りの新鮮な食材が手元に届けられ、
調理手順に従って調理できるサービスが人気になっている。
2012年にニューヨークから始まったBlue Apronもその一つである。
Blue Apronでは、各週ごとにシェフが厳選した独自の数種類のメニューを提供、
ユーザーが選んだ料理の食材を配達する。
2人プランとファミリープラン(4人用)があり、それぞれ違うメニューが用意されている。
1つのメニューごとに、全食材写真、料理にかかる所要時間、カロリー、
作り方を順を追って写真付きで説明、作り方のビデオ説明などがホームページに掲載されており、
ユーザーはその中から自分の好みのものを配達日を決めてオーダーする。
価格は、2人プランの場合、1週間に3度配達で59.94ドル、
ファミリープランでは、1週間に2度配達が69.92ドル、4度配達で139.84ドルで、送料は無料となっている。
BlueApronでは、包丁やまな板などキッチン用品、エプロン、提携ワイナリーから
直送の独自ワインなども販売している。
オーガニック食材やベジタリアン向け食材のみを扱う企業もでてきており、
メニューを考える必要もなく、新鮮な食材を無駄なく揃えられるなど、
この手のビジネスは今後さらに成長していくであろう。
(写真はBlue Apronのホームページより抜粋)