2022/05/13

日本では30年間賃金が伸びていないと言われる。この状況ではただ働くことに希望が見いだせず、専業トレーダーになったりあるいは早期リタイアなどを目指す人が増えても不思議ではない。しかし専業トレーダーになるためにはいろいろなハードルを越えなくてはならない。
専業トレーダーへの道は険しい
最近は早期リタイアをしてその後は投資の利益で生きていくFIREが注目されているが、専業トレーダーとして生き残るのは簡単なことではない。トレードで1年だけあるいは数年間利益を出すことなら比較的簡単だが、10年以上安定して利益を出すことは難しい。
専業トレーダーになるためには、まずは元手を貯めなくてはならない。税引き前で年間300万円の利益を出すための元手はいくら必要か?毎年10%の利益を出せるなら3,000万円あれば足りる。毎年10%が自分にとって難しい場合は元手を増やしてからトレードを考える。元手が6,000万円なら年利5%でも300万円になるし、1億円あれば年利わずか3%でも300万円になる。
機材やトレードの基礎知識を入手
トレードをするためには機材がいる。マスコミなどで紹介されるデイトレーダーは何台ものディスプレイで多くの相場を同時に表示しているものだが、実際はパソコンやスマホ1台だけでもトレードはできる。
機材の次にトレードに関する基礎知識を身につけることだ。海外業者のeasyMarketsのウェブサイトでは、トレード用語やテクニカル分析、そして市場の心理学といったトレードに必要な知識を学ぶことができるコンテンツが用意されている。
自分のトレード手法を確立する
専業トレーダーとしてやっていくためには、自分のトレード手法を確立することが求められる。有料の商材に書かれているトレード手法はあまり当てにならず、自分で試行錯誤をしながら開発していくしかない。
トレード手法の基本はテクニカル分析を使い、特定のシグナルを買いまたは売りシグナルとすること。トレード手法の開発は自分でテクニカル指標を表示したチャートを見て行う。
MT5として知られるトレードツールのメタトレーダー5は、豊富なテクニカル指標を表示できるのでトレード手法の開発がやりやすい。MT5は世界的に利用されているトレードツールで、最近では前述のeasyMarketsも提供を開始した。
最初から複雑な手法を考えようとせず、最初は移動平均線など基本的なテクニカル指標を使った簡単な手法を作って実行してみよう。一定期間トレードをやってみたら、損益を確認して手法の中で修正が必要な部分は修正していく、
最も大事なものはやる気
最後にものを言うのは自分のやる気。「必ず専業トレーダーになる!」という強い想いがあれば、いつかは成功できる可能性が高い。1度や2度失敗して大きな損失を出しても、諦めずに挑戦を続ければ次はトレーダーとしての成功が見えてくる可能性がある。